2つのお知らせを・・・
一緒に働いてくれる医師を探しています。
私は、現在、都内大学病院に勤務しています。
緩和医療の常勤医師を一人募集しています。
経験によって、ポジションは変わりますが、
大学の緩和医療の教育、臨床等にご尽力いただける方、
ご一報ください。
コメント欄にご連絡先をお願いします。
個人的な内容の記載されているコメントは、アップしませんので、ご安心ください。
当方から連絡を入れさせていただきます。
緩和医療の専門的な技能を身に着けている方・・もですが、
むしろ、
コミュニケーションをとることができる方、
緩和医療をより専門的なスキルアップをしたいと望まれている方、
是非、宜しくお願いいたします。
再掲の本のご紹介です。
実際の症例を何度も書き換え、架空症例でありながら臨床例に近い形で55症例。
2年半・・かかりました。
「緩和ケア55 緩和ケアチームコンサルテーションの実際」
中身を少々・・
鎮痛補助薬が有効だった頸部リンパ節転移痛
70歳代 肺腺がん、リンパ節転移
依頼文
2 カ月前まで、サードライン化学療法を施行していた患者さんです。ここ1カ月で
右頸部リンパ節転移が増大し、1週間前から右肩に広がる疼痛を、2日前から右上腕
痛も認めるようになりました。オキシコドンを開始しましたが、疼痛強いため、夜も
眠られていません。次のラインの化学療法を検討中です。
返 信
WBC ・・・・・・・・・・ 採血データ
#1.疼痛
現在の内服は
セレコキシブ(200mg)2錠 分2
オキシコドン徐放錠(5mg)2錠 分2
レスキュードーズ オキシコドン速放散剤 2.5mg/回
この内服下で、右頸部から右上腕外側に知覚鈍麻が混在した知覚過敏があります。
服がこすれた時の疼痛はアロデニアと思われます。NRS 8~10/10で、レスキュー内
服後も、ほとんど変化していません。
疼痛は、神経障害性疼痛、局所の炎症性疼痛からなるものと思われ、オピオイドの
増量と鎮痛補助薬の併用を検討したいと思います。
コメント ++++++++++
オピオイド増量し、疼痛再評価してから、鎮痛補助薬併用としたいが、疼痛
が極めて強いこと、夜間不眠であることなどから、増量と同時に併用を開始す
ることにした。
++++++++++++++++++++++++++++
<推奨処方例>
1) セレコキシブ 同量
2) オキシコドン徐放錠(10 mg)3 錠 分3(8時間毎)→翌日 4 錠 分2
ただし、眠気がでれば増量せず、3錠のままで経過を観察してください
3) レスキュードースとして、オキシコドン速放散剤5 mg/ 回に増量してく
ださい。30 分開ければ上限なし。必要量分を定時薬に振り分けていきま
すので、呼吸数 10回/ 分以上あれば、積極的に促してください
4) ガバペンチン(200 mg)1 錠 分1 夕
オキシコドンの量と眠気を見ながら2 錠に増量する場合があります。増
量時には、担当医師に電話連絡を入れた後、緩和医療科で対応するよう
にします
1)~4) にても、除痛が図れない場合は、ステロイドの併用が必要と思われ
ます。化学療法の方針が出ましたら、ご連絡ください。また、放射線治療の
適応につき、放射線科にコンサルテーションお願いします。
コメント+++++++++++++++++++++
2)オキシコドン徐放錠を10mg錠で1日3錠の後、4錠にする時、20mg錠1
日2錠でも良いが、増減を行いやすくするため、量が決定するまで10mg錠を
用いることを患者と話しあった。
+++++++++++++++++++++++++++
結果
1) ~・・・・・・で、NRS 1~3 / 10 となった。
このような形で55例を書きあげています。
書き手は、これ、結構力作で面白いと思っているのですが・・
どうでしょうか。
面白いと感じて頂けるでしょうか。
是非、手にとってご一読くださると嬉しいです。
クリックくださると出版社の紹介ページに飛びます!
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「緩和ケア55 緩和ケアチームコンサルテーションの実際」
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「緩和ケア55」
緩和ケア勉強会を2月と3月に予定していますが、まだ、決定には至っていません。
何かの要件を満たすための形骸化した勉強会ではなく、実をとると、正直マンパワー不足なのです。
来年、新たな募集の人材が見つかれば、再開したいとは思っているのですが・・・
緩和ケア研修会は1月14,15日です。
(これは、1回だけ受講すればよいものなので。コメント頂いたものは、緩和ケア勉強会の方ですね。きっと)
リンクを張ってくださったサイト、なるほどなあと思いながら読ませていただきました。
緩和医療学会が、厚生労働省の委託事業オレンジバルーンプロジェクトで、緩和ケアの普及啓発活動を行っているのですが、その中で、緩和ケアという言葉を出すより、チームで支えていますといった言葉を出した方が敷居が低くなるという結果が出ていました。
がん情報発信をなさっているたんこさんからみて、緩和ケアって、どんな風に映りますか?
社会の中では、必要なものととらえられていながら、実際には、とても、ネガティブな印象なのではないかとよく感じます。
現在はアルバイトとガン難民救済のボランティアで多忙な日々を送っています。こんな物も書いています。本日は閲覧者数トップでした。ご覧いただければ幸いです。http://note.chiebukuro.yahoo.co.jp/detail/n3602
私と一緒に働いている女性医師達は、2人とも乳幼児の育児をしながら働いてきました。それがよいかどうかは、人それぞれですが、色々な方法はあるものだなあとあらためて思います。
本、お読みいただき本当にありがとうございます。患者さんとの阿吽の呼吸など・・もっと自分に文才があると、緩和ケアの醍醐味が伝えられるのに・・と思うことがあります。
患者さんの力って素晴らしいですよね。役に立ててくださり、本当に感謝です。
いつかどこかで出会えることと楽しみにしています。
家庭環境から叶わず、寂しいです。くやしいです。
ほんの少しでも、勉強したい・・・教えていただきたいですが、子供も小さく、あー残念です。
この本は一気に通勤時間に読み上げてしまいました。
私だったらどうするかな、あぁこれでよかったんだ、こういう風に解釈するといいんだななどと、自問自答しながら読ませていただきました。チームとしての立ち位置も、アドバイスの仕方、返答の仕方など、本当に今すぐに役にたちます。
お忙しい中でも執筆、先生の熱意に感動です。
これからも精進します。先生もお身体ご無理なさいませんよう。
緩和ケアが社会に浸透していきますように、どうぞ、一緒にお力をお貸しください。
この9月で半世紀丁度です。
緩和ケア医を目指して、15年ー。
やっとこの春からめでたく緩和ケア医デビューできました。
まだ、医師として3年目で右も左もわかりませんが、
最初に手に取ったのが先生のこの御本で
最初に読破したのもこの御本でした。
私の今の緩和ケアの基礎となった
大切な一冊です。
ありがとうございます。
使えないコメントでした。すみません。
でも、いつか、どこかで先生にお目にかかれたら、と思いながら日常業務をこなしています。
facebookの経歴を拝見すると、偶然にも先生と私は同い年かな?
また寄らせて頂きます。
ハンドルネームを変えられたのですね。
様々な思いをここにシェアしてくださり、本当にありがとうございます。
年に相応しい容姿を自分のものにしていきたい・・とかねがね思っておりましたので、同じ方向を向いていらっしゃるのだなあと嬉しかったです。
記事は再掲なので、1年前になります。
これからも、一つ一つ取り組んでいきたいと思っています。暖かなエールを頂き本当にありがとうございました。
(本当に、紺屋の白袴です・・・)
(新ハンドルネームは「KAYAU」です。(かやう、主人の名前の「か」自分の名前の「や」娘の名前の「う」をくっつけました(笑)。)
私のコメント、ご多忙の中をお読みいただき、本当にありがとうございました。
齢50になり、やはり思ったことは、一昔前は「人生50年」と言われていたのに、いつの間にか80年を過ぎ、それこそが「不遜」ではないのだろうか?医学的な生存が可能にもなった今ですが、それって人間として本当に幸せなことなのだろうか?
ということです。
そして、私よりも若くして天に昇ったブログ仲間もかなりいるのですが、皆、癌と最後の最後まで闘い抜いて逝ってしまいました。
若かった彼・彼女達に、ホスピスケアや緩和ケアを当時も知っていたのに、言えなかった自分とは、結局何だったのだろう…と、考えることもしばしばです。
また、「命」に執着するような「若い」や「歳には見えない」等、世間では褒め言葉のように使われることに関しても、個人的には好きではなく、何故若いことが○で歳を経ていくことが×なのか?と、思うのです。
日本人の様々な観点からの死生観と緩和ケアという医療の接点で、素人の私なりに何か見つけられるのではないか…、そんな尊大なことも思いつつ、しかし純粋に、先生のブログが大好きです。
これからもお邪魔したいと思っています。
どうぞよろしくお願い申しあげます。
先生。出版おめでとうございます。そして、大変お疲れ様でした。
このご多忙の中での出版。スゴイなぁ、やっぱり先生ってスゴイなぁ…と、素人は単純に思い、感動しました。
そして、先生が記事の中で、よく「患者さんには教えていただくことばかりです」とお書きになっていらっしゃいますが、まさに、先生が最期まで寄り添い、お見届けした患者さんが遺して下さった貴重なことが、具体化されて、本になったんだな…と、思いました。皆さん、きっとお空から先生に拍手を贈って下さっているのではないか、と思いました。
毎日、本当に大変なお時間を送っていらっしゃる先生。
どうぞご自愛くださいませ。(「医者の不養生」にならぬよう…(笑)。)
早速のご購入、書評、本当にありがとうございます。
今日、もう平積みされていたんだ・・と改めて、様子を知ることができ、感謝です。
内容は、主治医に緩和ケアのコンサルテーション医として、どのように伝えるか、医療安全上のことも含め、かなりビジネスライクな書き方になっていると思います。その行間を読んでくださったことに、嬉しさで暖かい心持ちになりました。
しまほさん
こちらこそ、はじめまして。
コメントを下さり、本当にありがとうございます。そして、本を早速ご購入くださったこと、今のしまほさんのご様子を含め、ここにシェアしてくださったこと、多くの患者さんに心を馳せながら読んで下さろうとしていること、どんなに勇気づけられたことでしょう。感謝です。
緩和ケア55、今の私にはまだまだ難しそうですが、55名の、それ以上の誌面に載らなかった患者様の思いを感じながら読み進めたいと思います。
本日、購入しました!
最寄りの書店で平積みになっていて、嬉しかったです。
いま夢中で読み始めたところですが、期待通り、コンパクトにまとめられていてとてもわかり易い上、暖かい心が伝わって来るようでした。
様々な苦痛に悩まれた55人の患者さんたち、そして、その患者さんに関わって同じように苦悩された先生がた初め、たくさんの方たちから、大切なことを一つ一つ学ばせていただきたいと思います。
ありがとうございました。
チームと消化器内科・・時間の確保が難しいと、専任、兼務での共通した悩みですね。
大きな夢を持ちながら、目の前の小さな目標を一つ一つ、かなえていきましょう!!
とても読みやすく、勉強になりそうです。
早速、購入致します。週末に書店に行くのが楽しみです。
私の病院ではようやく緩和ケアチームに登録される患者さんが増えて来て、いよいよ頑張らなくては!、というところです。
やりがいがあるのですが、多忙な日常業務(消化器内科診療)に追われる中、時間を捻出することが非常に難しく、それが悩みの種です。
でも消化器内科医だからこそ出来ることもあると思いますので、頑張ります!
勉強になりそうと言ってくださり、とっても、励まされます。
宜しくお願いします。
なので、とても、勉強になりそうです。
緩和ケアチームのみんなにも、見せようと思います。
北国で本も海を渡ってくるから、少し時間がかかるかもしれませんね。来週末あたり本屋に行ってみます!本を読む楽しみができてとっても嬉しいです♪
ゆきんこさん
お仕事早く切り上げてくださっても、25日は空振りになってしまいそうです。確認が遅くなって、本当に申し訳ありません。
暫く余裕をもってから、お立ち寄りくださると嬉しいです。
暖かなメッセージをありがとうございます。
すごい本と言って頂いて、嬉しい!けどご期待に添えるかしら・・(汗)
hirakataさん
>その積み重ねに相当役立てることができるのでは・・
批判的吟味も含めてくだされば、きっと・・
プロの先生に活用して頂けるなんて、本当に光栄です!
hanaさん
ありがとうございます。
原稿を前にしていらっしゃるのですね。
戸惑う時間は、何を伝えたいか、熟成させている時間なのかもしれません。
2年間準備されたものを、とうとう出版、そしてワクワクされているということ、私もとても嬉しく拝読しています。購入したいと思います。
ワクワクできる出版であるということはどんなに素晴らしいことでしょう。私も出版原稿を作成したいと思っていますが、実はワクワクできないので、なかなかすすみません。なぜ出版の必要性について自信が持てないのかですが、15年前には今すぐに出したいと確信していましたが、当時は子どもが幼く、すぐに夢中になって周囲が見えなくなる自分の性格と、幼い子どもの生活を考えて書かないことにしました。その後、時間がたち、子どもは年齢が上がり、時間ができました。しかし逆に日本の現実(今も暗黙には礼賛される女性の嫁・母親役割、通常のフルタイム雇用者に当然のものとして期待される長時間労働の雇用慣行)について、私自身が、15年たった今もかわっていないと理解していること、そして、それに強く反抗して生きてきた自分が、家族のために、とるべき役割を十分に果たせたのかどうか、といえば、自分には合格点をつけられない、そんな思いを持っているために、ワクワクしては書けないのです。でも出版を待っている人もいるのかもしれません。変化は必要、そう思いながら、ぐずぐずしております。
私が働いている病院(24床の緩和ケア病棟が2つの48床)でも、毎日のカンファレンスで症例検討していろいろと共通理解を積み上げていますが、55症例も例示があれば、その積み重ねに相当役立てることができるのではないかと思います。
というわけで、各病棟に1冊ずつ、さっそく注文します。いい情報をありがとうございました。
25日は本屋が閉まる前に帰らなくてはと思いました!しっかり読んで勉強したいとおもいます。
アップいたしませんが、コメントお寄せくださり、ありがとうございました。
この間、ずっとブログを訪ねてくださっては、成り行きを見守っていてくださったのですね。
その静かな応援の存在に、どんなに驚き、どんなに喜んだことでしょう。ありがとうございました。
サジタリウスさん
ありがとうございます。
本の中でお目にかかれますように。
makiさん
日常で出会う症例だと思います。
対処方法のヒントに加えて、どのようにチームは返信していけばよいか、スキルミクス型のチーム医療ならではの、立ち位置も示しています。是非、感想をお寄せ頂けますと幸いです。
リンク先のページの目次を見ました。
今抱えている事例に似た症例があり、ヒントを頂けるかもしれないと思いました。
出版社のページから購入できるのですね。
是非、読みたいと思っています。
力作、楽しみにしています。
こんばんは。
いつも行っているこちらの紀伊國屋書店で購入できそうなので来週にでも問い合わせてみます。
医学には、無学ですが人一倍興味があります。
本の中で先生と会えることを愉しみにしています。