昨日は山科の門跡寺院、今日も早朝から洛中の西国寺院にお参りしました。
昨日と今日の順番が逆になりますが、まずは今日の西国巡礼から。
今日は第十五番観音寺・第十七番六波羅蜜寺・第十八番六角堂の3ヶ寺、
いずれもご本尊開帳にあわせてお参りです。
まずは観音寺。午前7時過ぎにJR東福寺で下車。東福寺といえば
昨日は紅葉見物客が開門前に1000人も行列するほどの混雑ぶり
だったそうですが、今日もそのくらいだったんでしょうか?
とにかく京都市内は地下鉄もバスも街も人であふれかえっていましたが。
観音寺は皇室御寺の泉涌寺の山内にあります。
ここも境内の紅葉が見ごろでした。
堂内に入るとご本尊の十一面観音(室町後期作)がはっきりと拝観できます。
さらに間近で拝観したければ志納料(200円)を納めてご本尊御前へ。
せっかくなので間近で拝観しました。
この時に受付で言い争いをする声が・・・。そういうのは観音さまの前では
やめて欲しいですね。しかも若い坊さんと受付のおじさんだし・・・。
朝早くから観音さまとの縁を結びに来ている私たち一般参拝者の気持ちにも
なってくださいよ。
次にバスに乗って五条坂まで行き六波羅蜜寺へ。
清水寺への参道である五条坂はもちろん人多いです。駐車場も7時前には
満車だったとか・・・。そういえば去年もそうだった。
六波羅蜜寺は住宅街にあって、探して歩いていると突然現れて
「あっ、ここか!」と言いたくなるようなお寺ですが、
歴史の教科書に載っている像や仏像が多くあります。
本堂に入ると比較的大きな十一面観音がどどーんと存在感大きく
いらっしゃいました。像高258cmだとか。
平安中期の作ですが、12年に1度しか開帳されない秘仏であるためか
金箔が多く残る仏像でした。
室町初期に再建された本堂は昭和の修理以来の朱塗り・極彩色が印象的。
近くにある元禄年間に建てられた路傍の石標
さて次に六角堂。ここのご本尊の如意輪観音は公式開帳として一般の人々の前に
そのお姿を現すのが明治初年より136年ぶりということで、今回のご開帳で最も
期待したお寺です。内陣拝観は1000円。普段は内陣に入ることさえないので
これでも貴重です。いざご本尊の前へ。
ちっちゃい!!!
前もって知りえた情報で約5.5センチだとは知っていましたけど
実際に拝観するとやはり小さい。お前立ちの脇から見る感じなんで
正面からの拝観はできません。双眼鏡は使用OKということですが、
持ってなかったし・・・。
この聖徳太子のご持仏だったと伝わるご本尊は秘仏ゆえに謎も多くて
平安時代以来の古記録にも異なる記述(腕の数・大きさ・像形)があるそうです。
結局、小さすぎて肉眼では確認できなかったんですが写真を見る限りに
おいては六臂(6本の腕)で観音さま自体は1寸8分(約5.5cm)
台座を含めて3寸(約9cm)、これで大きさと腕の数は確定。
あとはいつの時代の作かということになりますが、僕は仏像の知識は
あまりないのですが、それでも顔の表情からして飛鳥・白鳳時代のものとは
明らかに違うことはわかります。今回の開帳で専門家の評価が出るといいんですが
おそらく平安時代以降の作かと思われますね。
内陣参拝は今日はそんなに人も多くなくて人がくればちょっと脇にそれて
人が途切れるとまた間近に行って・・・ということで割合じっくり拝観できました。
外陣からも大変小さくですが、拝観はできました。
隣接のWEST21ビルから見た六角堂
今回の内陣参拝で頂いた観音寺と六角堂の散華
京都は人いっぱい。鴨川沿いも紅葉してます。
昨日と今日の順番が逆になりますが、まずは今日の西国巡礼から。
今日は第十五番観音寺・第十七番六波羅蜜寺・第十八番六角堂の3ヶ寺、
いずれもご本尊開帳にあわせてお参りです。
まずは観音寺。午前7時過ぎにJR東福寺で下車。東福寺といえば
昨日は紅葉見物客が開門前に1000人も行列するほどの混雑ぶり
だったそうですが、今日もそのくらいだったんでしょうか?
とにかく京都市内は地下鉄もバスも街も人であふれかえっていましたが。
観音寺は皇室御寺の泉涌寺の山内にあります。
ここも境内の紅葉が見ごろでした。
堂内に入るとご本尊の十一面観音(室町後期作)がはっきりと拝観できます。
さらに間近で拝観したければ志納料(200円)を納めてご本尊御前へ。
せっかくなので間近で拝観しました。
この時に受付で言い争いをする声が・・・。そういうのは観音さまの前では
やめて欲しいですね。しかも若い坊さんと受付のおじさんだし・・・。
朝早くから観音さまとの縁を結びに来ている私たち一般参拝者の気持ちにも
なってくださいよ。
次にバスに乗って五条坂まで行き六波羅蜜寺へ。
清水寺への参道である五条坂はもちろん人多いです。駐車場も7時前には
満車だったとか・・・。そういえば去年もそうだった。
六波羅蜜寺は住宅街にあって、探して歩いていると突然現れて
「あっ、ここか!」と言いたくなるようなお寺ですが、
歴史の教科書に載っている像や仏像が多くあります。
本堂に入ると比較的大きな十一面観音がどどーんと存在感大きく
いらっしゃいました。像高258cmだとか。
平安中期の作ですが、12年に1度しか開帳されない秘仏であるためか
金箔が多く残る仏像でした。
室町初期に再建された本堂は昭和の修理以来の朱塗り・極彩色が印象的。
近くにある元禄年間に建てられた路傍の石標
さて次に六角堂。ここのご本尊の如意輪観音は公式開帳として一般の人々の前に
そのお姿を現すのが明治初年より136年ぶりということで、今回のご開帳で最も
期待したお寺です。内陣拝観は1000円。普段は内陣に入ることさえないので
これでも貴重です。いざご本尊の前へ。
ちっちゃい!!!
前もって知りえた情報で約5.5センチだとは知っていましたけど
実際に拝観するとやはり小さい。お前立ちの脇から見る感じなんで
正面からの拝観はできません。双眼鏡は使用OKということですが、
持ってなかったし・・・。
この聖徳太子のご持仏だったと伝わるご本尊は秘仏ゆえに謎も多くて
平安時代以来の古記録にも異なる記述(腕の数・大きさ・像形)があるそうです。
結局、小さすぎて肉眼では確認できなかったんですが写真を見る限りに
おいては六臂(6本の腕)で観音さま自体は1寸8分(約5.5cm)
台座を含めて3寸(約9cm)、これで大きさと腕の数は確定。
あとはいつの時代の作かということになりますが、僕は仏像の知識は
あまりないのですが、それでも顔の表情からして飛鳥・白鳳時代のものとは
明らかに違うことはわかります。今回の開帳で専門家の評価が出るといいんですが
おそらく平安時代以降の作かと思われますね。
内陣参拝は今日はそんなに人も多くなくて人がくればちょっと脇にそれて
人が途切れるとまた間近に行って・・・ということで割合じっくり拝観できました。
外陣からも大変小さくですが、拝観はできました。
隣接のWEST21ビルから見た六角堂
今回の内陣参拝で頂いた観音寺と六角堂の散華
京都は人いっぱい。鴨川沿いも紅葉してます。