フォトジャーナリストの安田菜津紀さんが「写真で伝える仕事~世界の子どもたちと向き合って~」という新しい本を出しました。早速買って読みました。ウガンダ、シリア、ヨルダン、イラク、フィリピン、カンボジアそして陸前高田ー世界中の子どもたちの写真を撮りながらそこで出会った子供たちの生の声と現状を伝えています。「大切にしていることは、シャッターを切る前にまず、人の声に耳を傾けること」だそうです。そして、「出会った人々の苦しみや悲しみの根源に近づくこと」。深く考えさせられる言葉です。また、「‘無知‘がいかに人を傷つけるか」と、でも、「誰にも必ず持ち寄り合える役割がある」と。そうです。私たちは、人との出会いで気づき動いていくことによって、小さくても少しずつ輪が広がり社会をよい方向に変えていくことが出来るとこの本を読んで感じました。多くの人に読んでほしい本です。
安田菜津紀「写真で伝える仕事」(日本写真企画)
安田菜津紀「写真で伝える仕事」(日本写真企画)