菅首相の訪沖に思う

菅首相は昨夜から沖縄県を訪問、県知事に普天間基地の辺野古への移転について理解を求めたが案の定不首尾に終わった。
菅首相は現知事が県外移転を公約に再選を果たしたことをご存知なのかと思わざるを得ない。
以前から言ってきたことだが双方の事務レベルで「基地負担軽減策」と「経済振興支援」の中身を具体的に煮詰めその結果を手土産に打診すべきだった。
今回は一括交付金250億円が手土産といえばそうだが全体5000億円の5％がどれだけのものなのか、また12年度以降の見通しなども全く見えていない中で再考の手がかりがない。
残念ながら今回の首相訪沖は何の成果も生み出しえなかった。
それどころかあの「ベターな選択を」発言でかえって状況を悪くしてしまった。
来春訪米の予定がある菅首相に今どんな挽回策があるのだろうか。