グッチーの日本寸評

「わが日本を少しでもいい国、住みたい国にしたい」との思いから日本の政治、経済、世相を自由気ままに評論する。

首相の不用意発言に思う

2012年07月16日 | 日記
先日の衆院予算委員会で首相が自民党の挑発にのせられ「マニフェストに反対する候補者は公認しない」旨言わされてしまった。
それを聞いた瞬間「これは一寸マズイのでは」と思ったが案の定その後弁明に追われることになる。
まず内輪の議員総会で「(あの発言は)誤解を生んだ」と釈明したのだが今度は記者団から「賛同しない議員も公認するのか」との質問を受けさらに応答に窮することになる。
時節柄非常にナーバスなアイテムだけに十分注意すべきだった。
消費増税法案に反対票を投じた自党議員の相当数を(除名ではなく)党員資格停止処分だけで抱えている現状を考慮すればせめて「判断の重要な材料になる」くらいの表現に留めるべきだったと思う。
そもそも政党たるもの「党議拘束」とは訣別しもっと包容力を持ったらどうか。
結局首相は野党にも党内にもある種のスキがある、悩みを持っているということを感じさせたままだ。
誠実で冷静な首相にも落とし穴があった。