グッチーの日本寸評

「わが日本を少しでもいい国、住みたい国にしたい」との思いから日本の政治、経済、世相を自由気ままに評論する。

企業の順法意識を疑う

2012年07月20日 | 日記
関越自動車道でのバス事故以来国交省は高速バス事業者の特別監査を行ってきたがなんと監査対象300社弱のうち100社超が撤退を申し出ているとのことだ。
業界各社が厳しい条件の下で事業を展開してきた証だがそれにしても全体の8割超が乗務時間の基準や日雇い運転手の従事などで法令違反を犯していたとは驚くべきことだ。
そもそも基準が厳しすぎるのか、企業間競争上止むに止まれぬことだったのか、理由は色々あろうが8割超が法令違反とはひどすぎる。
ただ役所はルールを定めている限り厳正に運用しなくてはならないだろう。
そうでなければ業者間で不公平が生じるからだ。
よく罰則のない法律があると聞くがあれは全く理解できない。
罰則がなければ法律は機能しないではないか。
たとえ取締り方の人的パワーに制約があったとしても罰則ルールの存在によって法律違反を抑止することが可能だ。
行政当局には常に法律の適切・厳正な運用(とその見直し)を望みたい。