グッチーの日本寸評

「わが日本を少しでもいい国、住みたい国にしたい」との思いから日本の政治、経済、世相を自由気ままに評論する。

マスクお国事情

2013年02月26日 | 日記
花粉症シーズンの到来とともに街中でマスクをかけた人々が目につくようになった。
マスクといえば思い出すことがある。
10年ほど前だったか今頃の季節に米国ワシントンDCに出張した時のことだ。
出発前に若干風邪気味だったので現地についてからもマスクをしたまま目抜き通りを歩いてみた。
その時奇妙な雰囲気にとらわれた。
街中のあちこちで私をチラチラ見ながらひそひそ話をしているグループが目についたからだ。
最初は何のことか全く分からなかったがそのうちに私のマスク姿が話題になっていることに気が付いた。
そういえば街中でマスク姿など全くいない、米国人だって風邪ぐらいひくだろうに(catch a coldという言葉もある)・・・。
米国でマスクをかけるのはベン・ケーシーのような手術医と面が割れてはマズいピストル強盗ぐらいのものだということを知ったのはその後のことだった。
ところは変わって台湾の台北、朝の通勤ラッシュは壮観である。
広い道幅一杯に何十台、何百台のバイクが交通信号に従い一斉に発車するのだがライダーのマスクが凄い。
黒あり、赤あり、黄色あり・・・・カラフルを超えて毒々しいくらいのその色彩にはとてもついていけない。
あの排気ガスの中で真っ白いマスクなどすぐ薄汚れてしまうかもしれないがそれはそれでちょっと怖い。
清潔そうな真っ白いマスクをして自由に歩ける日本に生まれて本当によかったと思うのである。