グッチーの日本寸評

「わが日本を少しでもいい国、住みたい国にしたい」との思いから日本の政治、経済、世相を自由気ままに評論する。

ACミラン本田の入団記者会見に思う

2014年01月09日 | 日記

ACミラン本田の入団記者会見はいろんな意味で興味深いものだった。

先ずACミラン側の異例のお膳立てだ。

記者会見用に本田のシルエットと背番号10をモチーフにしたロゴマークを用意、かって日本人選手の入団会見でこんなことがあったのだろうか。

これこそACミランの「おもてなし」だ(笑)。

二番目には記者会見が通訳を介することなく終始英語でなされたことだ。

本田は10年も前から今日のこの日に備え英会話を学んできたので訥々としてではあるが自分の言葉で直接意思を伝えていた。

本田はビッグマウスのイメージが強いが英語でしゃべる限り丁度いい感じに収まる。

三番目には「夢を持つ、夢を持ち続けること」の意義だ。

今回の会見は日本の多くの若者や子供たちに元気、勇気を与えただろう。

子供時代の自分を意味する「リトル〇〇」は今年の流行語大賞のノミネートに決まりだ(笑)。


三洋電機の消滅に思う

2014年01月09日 | 日記

パナソニック子会社の三洋電機がいよいよ最終局面を迎えるとのことだ。

最盛期には連結ベースで売上高2兆円、従業員数10万人を数え松下(現パナソニック)、シャープなどと並び関西家電の一角を占めたのだが会社が消えるとなると本当に寂しいものだ。

かといって感傷ばかりに浸っているわけにはいかない。

せめても反面教師にならないか。

同社のコア・コンピータンスは何だったのだろう。

電池ビジネスこそ最後まで残ったが白物は中国企業に身売りし、情報家電などは何も残っていないのではないか。

情報家電はソニーやパナソニック、シャープなどでも大変な苦境に陥ったほどだったから低シェア企業はひとたまりもなかった。

結果的にもっとコア・コンンピータンスを重視し事業範囲を限定すべきだったかもしれない。

さらに同社が長く同族経営を続けたことも今日のような結末を迎えた原因にならないだろうか。

何代も一族出身者がトップを続け女性人気キャスターを会長職に招聘するなど首をかしげたものだ。

企業経営の面で同社から学ぶべき点は多いと思う。