就職情報会社が毎年発表する就職人気ランキングをいつも興味深く見ている。
先日発表された15年春卒業予定者を対象にした人気ランキングによれば文系男子は総合商社が上位を独占した。
いつ頃だっただろうか一時「商社冬の時代」とか「商社不要論」などがマスメディアを賑わせたことがあったがまさに隔世の感がある。
「栄枯盛衰は世の倣い」というがどっこい商社は死んではいなかった。
最近の若者は海外勤務忌避傾向があるというがこのランキングから見る限りそんな気配はまるでない。
理系男子についていえば日立、東芝と電機メーカーが1位、2位を占めた。
電機産業、それもエレクトロ二クスではなくエレクトリックの見事な復活だがこれとて何時までもつのか分からない。
学生諸君はあまりランキング結果に振り回されることなく自らが思い切って情熱を注ぐことができる業種や会社を選ぶのがいいだろう。
どうせ数年経たないうちに様変わりするのだから。