マルハニチロ子会社アクリフーズの薬物混入事件の背景が徐々に明らかになってきている。
逮捕された容疑者はまだ犯行を否認しているようだが事件後行方不明になったり工場内衣服から薬物が検出されていては自供も時間の問題だろう。
それにしても残された会社が抱え込んだ課題は大きい。
企業幹部は性善説という言葉を口にしていたが安全管理の前提が果たして性善説で済むのだろうか。
安全チェックの現況も抜け穴だらけだったようだが平然と説明する担当者の姿も理解に苦しむ。
本事件は2008年に中国で発生した毒入り冷凍ギョウザ事件と酷似しているがアクリフーズはこの事件から何を学んだのか。
事件を引き起こしたかの中国の冷凍食品工場は今は姿も形もない。
アクリフーズ群馬工場は生き残れるのだろうか。