広島市北部が大規模土砂災害に見舞われたばかりだというのに今度は北海道・東北地域が大変な大雨だそうで被害が出ないか気になっている。
北海道では「記録的短時間特別大雨警報」などという聞きなれない警報が発令されたが時間100ミリ超の降雨量は大方の地域で受け止め切れないと思う。
それがこれからは当り前のように発生するのである。
こんな時にいつも思い出すのは米国クリントン大統領時代の副大統領アル・ゴア氏の著になる「不都合な真実」だ。
氏は本書の中で多くの地球温暖化による危険信号を指摘、「まるでこの世の終わりを告げるヨハネの黙示録の世界をそぞろ歩きしているかのようだった」とも述べている。
ただ今さら感傷に浸っていても始まらない。
「記録的短時間大雨」が不可避であれば当面災害予知能力を高めていく以外道はない。
我々の住環境は百市百様、千町千様である。
ゆえに要はいかに地域特性に合致した防災対策が確保されるか、だろう。
防災対策は今後自治体間競争の大きな評価軸になるのではないか。