大相撲界の新星逸ノ城が秋場所十四日目の千秋楽で横綱白鵬に挑戦したのだがやはり優勝回数30回の大横綱のカベは厚かった。
もし横綱が負けるようなことになれば役力士のメンツは丸つぶれになるところだったがなんとか「最後の砦」としての意地を見せつけた格好だ。
それにしてもこの新入幕力士は凄い。
今日の土俵だって負けたとはいえ「平成の大横綱」白鵬と五分に渡り合った。
まだ幕内優勝の可能性も残されている。
新入幕即優勝などということになれば大相撲史上初の快事ではないのか。
仮に準優勝であっても来場所は前頭筆頭あたりに位することだろう。
となれば幕内上位と総当たりだ。
またまた「下剋上」がみられるかもしれない。
役力士もうかうかしておれない。
もう今場所のような屈辱的な土俵は見せられないからだ。
大相撲がにわかに面白くなった。