グッチーの日本寸評

「わが日本を少しでもいい国、住みたい国にしたい」との思いから日本の政治、経済、世相を自由気ままに評論する。

ダイエーの店舗名消滅に思う

2014年09月25日 | 日記

ダイエーがイオン・グループの完全子会社化に伴い新たな店舗名で再スタートすることになったようだ。

ダイエーといえば1957年に産声をあげて以来総合スーパーの業態を切り開いてきた業界のパイオニアだ。

今でこそプライベート・ブランド(PB)は当り前の戦略だがダイエーは70年代に既にカラーテレビのPB化に取り組み松下電産と摩擦を引き起こしたことはいまだによく覚えている。

大型ショッピングセンターの開発やレストラン事業、カード事業、レジャー事業など流通周辺分野にも積極的に進出し流通の主役は百貨店からスーパーに移行したことを強く印象付けたのもこのころだ。

しかし「栄えるものは久しからず」、決して驕ったわけではなかろうが急成長はバブル崩壊には脆かった。

この点では旧そごうグループと共通点があるようだ。

相違点はそごうは店舗が減ったとはいえ何とか名称を残したがダイエーは4年後には完全に消滅することだ。

一寸寂しい気もするがこれが資本の論理というものかもしれない。