グッチーの日本寸評

「わが日本を少しでもいい国、住みたい国にしたい」との思いから日本の政治、経済、世相を自由気ままに評論する。

消費増税先送りの大合唱に思う

2016年03月04日 | 日記
いつの間にか世の中は軽減税率云々以前に「消費増税そのものを先送りすべし」一色の様相だ。

昨日の参院予算委では野党側が口を揃えて首相に増税先送りを進言していた。

安保関連では与党と同一行動をとった党派ですら消費税増税には「ノー」を突き付けた。

これを受ける首相は相変わらず「リーマン・ショック級や東北大震災クラスの出来事がない限り予定通り引き上げたい」を繰り返すがさすがに8%増税時以降の家計消費の停滞は認めざるを得なかった。

消費増税の先送りを決めれば軽減税率の煩わしい問題からも当面解放されるが、かといってあっさり延期するとは言えないだろう。

何せあれだけ大見得をきって18ヵ月延期を決めたのだから。

さて政権に残された時間はそれほど多くはないが今から短期間のうちに一気に消費景気を盛り上げるのは絶望的だから「いかに政権のダメージが少ない形で増税延期ができるか」を探っているのかもしれない。

またしても「国民に信を問う」ことになるのだろうか?