グッチーの日本寸評

「わが日本を少しでもいい国、住みたい国にしたい」との思いから日本の政治、経済、世相を自由気ままに評論する。

大手商社の赤字転落に思う

2016年03月26日 | 日記
総合商社の両雄・三菱商事、三井物産が今期いずれも連結赤字に転落するという。
商社といえば一時は「商社不要論」「冬の時代」とかで将来を危ぶまれたこともあったがドッコイしたたかな商魂でバブル崩壊以降の日本を生き延びてきた、いや牽引してきたといった方が相応しい。
その商社の両雄が揃って連結赤字とは当事者でなくともいささかショッキングな話ではある。
ただ業績急落の原因が資源安からくる減損処理というから一時的なダメージは大きいかもしれないが長く引きずるようなことはないだろう。
既に反転攻勢の機会を模索しているハズだ。
ダーウィンの「進化論」に「強いものが生き残るのではない。変化に対応できるのものが生き残る。」とある。
商社はこれからも様々なリスクを乗り越えビジネスチャンスと成果を手にするに違いない。
嗅覚(情報網)と調整力が市場を切り拓く、それこそ総合商社の真骨頂だ。
迅速なリカバリー対応は他の産業も学ぶべき点は多いのではないか。