2016春闘回答状況に思う

2016年春闘たけなわ、主要企業のベア回答が続いているがその内容は予想通りというか、やっぱりパッとしない。
メガバンク３グループは要求自体見送りなのだが何やら日銀のマイナス金利導入に対する当てこすりのように見える。（笑）
産業界の儲け頭であるトヨタ自動車も去年の4000円に対し今年は1500円と半額以下の水準にとどまった。
そうそう首相や経団連会長のいうことばかりを聞いておれないということか。
中小企業はこれからだが大手がこんな状況ではあまり期待できないのではないか。
確かに海外要因はあるのだろうがアベノミクス第一ステージの第三の矢であった成長戦略がほとんど機能しなかったことも大きい。
前座を果たした第一の矢・金融緩和で日本全体が浮かれきってしまった。
そして真打の「成長戦略」は待てど暮らせど・・・・。
しかし成長戦略こそ民間自らも立ち上がればならなかった。
今日の状況を招いたことについては政官財労こぞって反省すべきだろう。
海外要因だけに責任を押し付けてはならない、海外から著名な学者・先生を呼んでいるようだが・・・。