グッチーの日本寸評

「わが日本を少しでもいい国、住みたい国にしたい」との思いから日本の政治、経済、世相を自由気ままに評論する。

自民党はいつ変われるのか?

2017年08月12日 | 日記
10日に国会閉会中審査パートⅡとして例の防衛省・南スーダン日報問題に関する集中審議が行われたが本審議会が終わった直後の自民党国対委員長の談話を聞いてあきれてしまった。
なんとあの審議会を「いい質疑が行われた」と自画自賛していたのである。
自民党国対は野党からの元防衛相(もはや前防衛相でもない!)の出席要請を拒否し、さらに現防衛相はあいまいさを残す例の特別監査結果を繰り返すのみ、事情をよく知る防衛省幹部は核心の部分になると「発言を差し控える」を連発していたにも関わらず、だ。
これで真相が解明されたとはとても言えないはずなのに「いい質疑が行われた」とは全く理解できない。
自民党の総裁たる首相はこのたびの内閣改造後の記者会見で反省の言葉に続き8秒間ほど頭を下げたというが10日の集中審議は首相の反省の意思がまるで反映されていない。
首相にはこの現実をどう理解しているのか、自民党は変わったのか、はたまた変われるのか、あらためて聞いてみたいものだ。
もし「親の心、子知らず」と言うのであれば組織のガバナンスがまるで効いていないということだ。
「信なくば立たず」という言葉も虚ろに聞こえる。
「信」を取り戻すということはそのための行動が必要だ。