グッチーの日本寸評

「わが日本を少しでもいい国、住みたい国にしたい」との思いから日本の政治、経済、世相を自由気ままに評論する。

「事業者・公務員を巣食うモラルハザード」のその後

2010年04月18日 | 日記
4月9日の当ブログでペット葬儀事業者の動物死骸投棄事件をとりあげたがその後動きがあったのであらためて紹介したい。
筆者はこのような犯罪は単なる不法投棄罪で処理するだけではなく、当該不作為によって得た不当利益つまり依頼者から受領した葬儀料はすべて妥当な慰謝料を添えて返還すべきと考えているが先ほど立ち聞きしたテレビニュースによると当該事業者が受領した葬儀料の全額国庫返還ルールが検討されているようだ。
直接依頼者に返還されるわけではないがこのような考え方が定着することこそ当該犯罪の抑止につながるものでありこれは大きな前進である。
ちなみに神奈川県のケースでは3人で約2千数百万円(判明している分だけで)だがこちらも早く県に返納していただきたいものである。



異常気象アレコレ

2010年04月17日 | 日記
昨日今日の寒さ、東京近郊の降雪には驚くばかりだがどうも近年異常気象の振幅が大きくなっているような気がする。
その原因分析は専門家にお任せするとしてここではわれわれの生活にどんな現象が現れているのか考えてみたい。
まず頭に浮かぶのが農作物の供給不足と値上がりであろう。
昨年だったか経済産業省のロビーで葉物野菜を栽培する実験温室を見せてもらったが今後野菜類の工場生産にドライブがかかるかも知れない。
衣料品の販売にも変化が見られる。
デパートではいまだにオーバーコートなど重衣料が売れているとのことだがこれは業界にとっては福音か。
クリーニング業界は逆に冬物の持ち込みが少なく気をもんでいるようだがこれは単に時間の問題であろう。
花見ファンは結構長い期間桜を楽しめ、首都圏では4月の入学式に文字通り花を添えたが夜桜の下での宴会は耐寒訓練だった。
また海水の温度変化はウナギ稚魚の収穫不足をもたらしているとの説もある。
マグロに続きウナギも高値の花になるのだろうか。
そして急激な気温の変化は体調不良の原因になっていることも否めない。
てな訳で「気温の変化はなだらかに、かつ一定の範囲内で」と願っているが異常気象は人類が蒔いた種??自戒したいものである。


少子化問題を考える

2010年04月16日 | 日記
一国の国力を測る上で人口は大きな要素である。
しかしながらわが国の人口は減少傾向にありこのままでは長期凋落が避けられない。
政府には少子化担当相などのポストもあるが歴代大臣は一体何をやってきたのだろうか。
目に見える形で成果を出していただきたいものである。
たとえば「保育施設に預けたくてもキャパシティがないため断られてしまう」などという話を聞くとガッカリしてしまう。
関係者はあらゆるリソースを結集しもっと精力的に希望者が全入できるよう腐心すべきである。
もし所管官庁が複数にまたがっていることが障害になっているのであれば早く一元化した方がよい。
育児休暇制度や在宅勤務、フレックスタイム制度もあまり機能していないと聞くがその原因も解析し次の手も講じたい。
(フレックスタイム制度などは筆者の知る限りむしろ後退している。)
新政権の目玉政策である子育て手当の世帯支給については金額はさておき家計支援の方法に意義がある。
やはりここは直接世帯支給ではなく授業料・教科書、給食・修学旅行費用、制服、通学費用などの無料化を通して家計を間接的に支援するほうが使途が明確になってよいと考えるが如何であろうか。
外にも多々対策はあるだろうがとにかく少子化問題は喫緊の課題である。
何故ならば子どもが生産人口化するのは15年から20年先だから。





嗚呼、テレ朝「サンデープロジェクト」の終焉

2010年04月14日 | 日記
21年間続いたテレビ朝日の日曜日番組「サンデープロジェクト」(以下「サンプロ」と略)が先月末でその幕を下ろした。
「サンプロ」は筆者がもっとも楽しみにしていた番組の一つであり、その終了はまことに残念である。
当番組の魅力はいうまでもなく田原総一朗キャスターの核心を捉えた舌鋒であり権力に阿ることのないその姿勢は爽快ですらある。
しかしながらどうもこのスタンスが命取りになったようである。
文藝春秋掲載の田原氏手記にあるように視聴率もあり、スポンサーフィーも取れ、キャスター自身の続投意思があるにもかかわらず突然の打切りはいかにも不自然である。
かくなる上は田原キャスターに次のBS番組で今まで通り頑張っていただくことを願うのみである。
他局でも類似番組は数々あるがここまでワクワクさせてくれる番組はない。


YOKOSUKA軍港めぐりに行きました。

2010年04月13日 | 日記
先日「横須賀軍港めぐり」なるショートクルーズを体験した。
最近メディアに採り上げられることが多く、また然る町興しイベントでも入賞したということで関心を呼び起されたからであった。
内容は横須賀にある米海軍および海上自衛隊基地を海側から45分ほどで見て周るものだが
普段なかなか見れない海軍基地・艦船を間近に見ることができ興味深いものであった。
特に米海軍の原子力空母ジョージワシントンなどはなかなか見られないのではないか。
またクルーズ中、休むことのない生ガイドにより基地・艦船に関するさまざまな知識も得られたが、これも楽しい。
意外だったのは厳密に線引きされている米海軍基地内に海上自衛隊の艦船(潜水艦、護衛艦など)が停泊しており現場では結構仲良くやっているようだとの印象を持った。
話はそれるが鳩山内閣は普天間移転について大変な問題を抱えこんでしまった。
物事を軽く見た代償は大きい。


ドクダミに学ぶ

2010年04月12日 | 日記
春本番で我が家の狭い庭にも1、2株づつだがいろんな花が咲き始めた。
山吹が誇らしげな黄金色をちりばめているが残念ながら風水でいう金運とは全く縁がない。
クリスマスローズは大きく成長してきたが花はすべて俯き加減で目立たない。
フリージアは香りがなんともいえないがわずか数輪では満喫するには至らない。
そんな中でひときわ勢力を増しているのがドクダミである。
もちろんドクダミはあえて植えたわけではなくいわば招かれざる客なのだが今や庭の日陰エリア全域を席捲しつつある。
このドクダミも6月には白い清楚な花(生物学的には花ではなく苞とのことだが)を付けそれはそれでいいのだがあまりの繁殖振りが気になり先日掃討作戦に出た。
ところがこれが結構大変なのである。
株はそれぞれ別の株と地下茎でつながっておりなかなか一網打尽とはいかない。
一株づつ摘み取れば例の臭気に悩まされる。
というわけでこの掃討作戦は完遂を待たず途中で断念してしまった。
そしてドクダミの強靭な個体維持能力と打たれ強さを思い知らされ、翻って我が身のひ弱さを痛感している今日この頃である。
一木一草からも学ぶことは多い、ん? かの吉川英治も同じことを言ってたような・・・。

恐るべき情報サービスの脅威

2010年04月11日 | 日記
先日何気なくグーグル地図を見ていて驚いた。
なんと見慣れた拙宅の全景がPC画面いっぱいに表示されたからだ。
以前からグーグルのストリートビューなるサービスが展開されていることは承知していたがまさか首都圏とはいえ郊外の住専地域にある我が家にまでそのサービスが及んでいるとは気がつかなかった。
もちろん表札にはぼかしが入っているが筆者の住所をご存知の方は特定できる。
さらに航空写真サービスにより我が家の敷地・建坪の形状、おおよその面積まで明らかになっており私のささやかな固定資産はおおよそではあるが公開されているといってよい。
果たして今後どうなっていくのだろうか。
もし航空写真サービスがリアルタイムで提供されれば今度は人の出入り、家族の動静まで捕捉されてしまいかねない。
行き過ぎた監視社会にならないことを望む今日この頃である。




新党立ち上げによせて

2010年04月10日 | 日記
今日新しい政党が旗揚げする。
巷では「シルバー新党」「立ち枯れ新党」など揶揄されているが何も国会は肉体労働の場ではない、年齢は気にせず長い経験の中で培った知見を活かし存分に羽ばたいて欲しい。
少数党が乱立し法案成立が難しくなるとの見方もあるようだが私に言わせれば数に頼った政党が党議拘束のもと一糸乱れぬ投票を行うことのほうが何やら気持ち悪い。
多くの政党、国会議員が自党・自己のマニフェストと支持者の意向をベースにしつつもその上である程度自由に行動すればスムーズな国会運営も可能になるのではないかと考えている。
そして既存政党は政策ごとに新党(およびその所属議員)の賛意を取り付けることに真摯に取り組んだらよい。
そのためにも以前このコラムで触れたように衆院でも押しボタン投票システムを採用し国会議員各自の賛否状況をガラス張りにしたほうがよいのではないか。
結果として議員にも国民・支持者に対し説明責任が求められ緊張感が生まれるハズである。
すべての政党・国会議員(特に既存政党の1年生議員)にも「今、たちあがれ」と言いたい。

事業者、公務員を巣食うモラルハザード

2010年04月09日 | 日記
先日ペット葬儀業者によるペット死骸不法投棄事件が報じられたがあまりのモラル欠如に怒りを通り越しあきれ返ってしまった。
町議でもあったこの事業者は依頼主の気持ちや腐敗した死骸の放置環境をどう考えているのだろうか。
「利益が少なかったから」というのが動機だそうだがそのためにどんなことをやっても許されるのだろうか・・・・考えさせられてしまった。
また神奈川県では職員による不正経理・私的流用が明るみになり多額の県民の税金がギャンブルと遊興費に消えてしまっている。
それもかなり長期にわたり・・・。
一体彼らのモラルはどこにいってしまったのか。
「武士は食わねど高楊枝」まで求めるつもりはないがとにかく現状は目を覆いたくなる。
その原因については多々ご意見があると思うがここでは抑止策としてのペナルティ強化に言及したい。
前者の例でいえば依頼主への葬儀費用返還と見舞料の支払い、後者の例でいえば私的流用金額(判明しているだけで2千数百万円)の全額返還、などがスムーズになされるような仕組みの構築と「このような行為は割りにあわない」と思わせる風土つくりが重要でないだろうか。





モノには潮時がある。

2010年04月07日 | 日記
IT業界のヒットメーカーAppleがiPadを発売、販売は初日だけで30万台に達したとのことである。
電子書籍端末については一昔前にわが国のメーカーが商品化しているが結局モノにならずいつの間にか撤退してしまったが、今回はコンテンツやアプリケーションが出揃い、なにやら急速に普及する予感がある。
これについて思い出すことがある。
やはり十数年前の話になるが三鷹、神戸、さいたまなど各地で電子マネーの実証実験が行われたが結果は惨憺たるもので事業化計画はすべて立ち消えになってしまった。
それが今日ではどうだろうか。
交通機関、コンビニを始め少額決済分野での電子マネー利用は大きく進み、筆者の小銭入れも使用頻度がめっきり少なくなった。
どうも物事には潮時があり、ビジネス上その見極めが極めて重要であることを歴史は教えてくれている。
電子書籍端末ビジネスについて日本企業の再登場はあるのだろうか。
はたまたコンテンツ分野で果実を得ようとするのか。
参入するとすれば残された準備期間はあまりないようだ。