その昔伊丹十三監督による「マルサの女」という映画があった。
女性税務査察官の小気味の良い活躍を描いた作品だが同時に人間の持つ強い金銭欲や納税回避意識を思い知らされたものだ。
時は移り今まさに29年度分の確定申告シーズンが到来した。
今年の関心事は何といっても仮想通貨絡みの税務申告だろう。
いうまでもなく税務申告はある程度の学習と経験が必要なのだがご承知のように「仮想通貨」は昨年彗星のように現れその価値は(通貨にもよるが)1年間に10倍にも100倍にも高騰した。
中には「濡れ手に粟」の利益を手にした投資家も多かろうが仮想通貨取引によって得た所得の申告手続きは熟知しているのだろうか。
筆者は仮想通貨を売買した経験はないので詳細は分からないが仮想通貨投資家は「いつ何という仮想通貨をいくらで購入したか」「いつその仮想通貨をいくらで売却したか」について業者が発行したエビデンスを保存しているのだろうか。
それに仮想通貨から別の仮想通貨へ渡り歩いた場合の申告ルールは明確になっているのだろうか。
どうも今のままでは善意の納税者すらどうしていいか分からないということもあるように思う。
国税庁はただ「申告手続きをお忘れなきよう」を繰り返すのみだが何せ仮想通貨はマネーロンダリングにも利用されているのだ。
国税庁長官殿、公正で公平、脱税を許さない強い組織をフル回転させてね、お願いだから・・・。
女性税務査察官の小気味の良い活躍を描いた作品だが同時に人間の持つ強い金銭欲や納税回避意識を思い知らされたものだ。
時は移り今まさに29年度分の確定申告シーズンが到来した。
今年の関心事は何といっても仮想通貨絡みの税務申告だろう。
いうまでもなく税務申告はある程度の学習と経験が必要なのだがご承知のように「仮想通貨」は昨年彗星のように現れその価値は(通貨にもよるが)1年間に10倍にも100倍にも高騰した。
中には「濡れ手に粟」の利益を手にした投資家も多かろうが仮想通貨取引によって得た所得の申告手続きは熟知しているのだろうか。
筆者は仮想通貨を売買した経験はないので詳細は分からないが仮想通貨投資家は「いつ何という仮想通貨をいくらで購入したか」「いつその仮想通貨をいくらで売却したか」について業者が発行したエビデンスを保存しているのだろうか。
それに仮想通貨から別の仮想通貨へ渡り歩いた場合の申告ルールは明確になっているのだろうか。
どうも今のままでは善意の納税者すらどうしていいか分からないということもあるように思う。
国税庁はただ「申告手続きをお忘れなきよう」を繰り返すのみだが何せ仮想通貨はマネーロンダリングにも利用されているのだ。
国税庁長官殿、公正で公平、脱税を許さない強い組織をフル回転させてね、お願いだから・・・。