後期ゴシック彫刻・市民運動・演劇教育

小学校大学教師体験から演劇教育の実践と理論、憲法九条を活かす市民運動の現在、後期ゴシック彫刻の魅力について語る。

〔94〕2016・6・5全国総がかり大行動、「アベ政治を許さない」闘いは続きます。

2016年06月09日 | 市民運動
  2016年6月5日(日)、「明日を決めるのは私たち-6・5全国総がかり大行動」ということで、清瀬の仲間数人で、国会前行動に出かけました。午後2時開会ということでしたが、参加者の皆さん、血気盛んで、開始一時間前には桜田門駅の階段を上がっていました。
  多少すいているだろうということで、国会に向かって右側のメインステージに向かったところ、少し手前に多くの人が集まっていました。プレ集会ということで、シールズの奥田愛基君や、教育学者の佐藤学さんらが集会を開いていました。人がいっぱいで身動きがとれないくらいでした。
  プレ集会が終わって、さらにメインステージに向かいましたが、最前列までは到達できませんでした。一段高い植え込みに空間を見つけて開始を待ちました。
  この日は国会周辺3会場でステージが設けられ、4万人が集まりました。しかし、翌日の朝日新聞の扱いは、冷たいものでした。

●安保法反対デモ、全国各地で開催 参院選へ野党支持訴え(朝日新聞)佐藤恵子、千葉卓朗、水沢健一、2016年6月5日20時50分
 安全保障関連法の廃止を訴える市民団体が5日、全国各地で抗議行動をした。主催者によると、50カ所以上で開かれ、東京の国会周辺には約4万人が集まった。22日公示の参院選に向け、安保法に反対する野党への支持を呼びかけた。
 学生団体のSEALDs(シールズ)メンバーや学者らでつくる団体「市民連合」と、「戦争させない・9条壊すな! 総がかり行動実行委員会」の主催。各地の団体にも開催を呼びかけた。
 国会前では、「ママの会@日野」の星野さなえさん(35)が「参院選で平和を願う国民の意思を示そう」と主張。1人区の全32選挙区で、民進や共産など野党4党の候補が一本化されたことを踏まえ、シールズの大学院生奥田愛基(あき)さん(23)は「選挙結果によっては憲法が変わってしまうかもしれない。1人区でそんなに勝てるかわからないけど、ひっくり返そう」と訴えた。
 野党の民進、共産、社民各党の幹部も参加し、「選挙に行こう」「政治を変えよう」などと声を上げた。
 国会前での抗議に参加した東京都渋谷区の大学教員海部(かいふ)健三さん(42)は、昨年夏のデモに比べて若者の参加が減ったように感じたという。「若い人が政治的な話を避けようとしているのでは」と話した。(残り:755文字/全文:1278文字)

  なぜか産経新聞が、この集会の詳細を伝えていたということです。保守側のある危機感からでしょうか。
  集会では、音楽評論家の湯川れい子さんの若々しいアピールがさわやかでした。ボイスは鮮明に聞こえるのですが、姿は見えないのです。
  最後に、平和フォーラムのブログを紹介させてもらいます。この日の様子を忠実に伝えてくれています。

●6・5全国総がかり大行動(東京)に4万人が参加(平和フォーラムのブログより)
2016年6月 5日
 6月5日に総がかり行動実行委員会と市民連合がよびかけた「明日を決めるのは私たち-6・5全国総がかり大行動」が国会周辺3会場で実施され、4万人が参加しました。また、全国100カ所以上で同様の集会等が開催され、参院選挙勝利、戦争法の廃止、安倍内閣の退陣を呼びかけました。
 国会正門前の集会では、最初に市民連合を代表して山口二郎さん(法政大学教授・学者の会)が「戦争する国になるのを食い止めるのは今を生きる私たちの最大の責務だ。参院選挙で改憲勢力の3分の2確保を阻止するばかりでなく与党を過半数割れに追い込み、安倍内閣を退陣させる、そのために力を合わせよう!」と呼びかけました。
 政党からは、民進党の枝野幹事長、共産党の山下副委員長、社民党の吉田党首が挨拶し、参院選の1人区すべてで野党共闘が成立したことに触れながら「市民と野党の力で参院選勝利を!」と、それぞれ訴えました。
 またアピールでは、湯川れい子さん(音楽評論家)が「子どもや孫のことを考えれば、安倍政権のやることは私の感性と合わない。参議院選挙では必ず勝ちましょう!」と述べ、高野孟さん(ジャーナリスト)は、「今度の選挙は安保が第一の争点だ。あらゆる知恵とエネルギーを使って安倍政治の流れを断ち切らなければならい」と強調しました。
 ママの会の星野さなえさんは、「すべての人はかけがえのない宝物だ。そんな命が戦争で奪われることは我慢できない。もう戦争で命を奪わないで!それは私の願いだ」と声をあげました。安保法違憲訴訟の会の古川健三さん(弁護士)は「東京・福島・高知で安保法の違憲訴訟を提訴した。憲法を遵守すべき内閣が勝手に憲法解釈を変えることはあり得ないことだ」と、違憲訴訟への支援を呼びかけました。
 田中宏さん(一橋大学名誉教授)は「安倍内閣は市民集会に参加予定だった中国からの参加者の入国を認めなかった。高校の無償化からの朝鮮学校の除外の不当を訴える裁判に勝利したい」と決意を表明。最後に総がかり行動実行委員会の高田健さんが「難しかった野党共闘も実現した。野党と市民が一緒に闘って安倍政権を倒す。その希望を実現しよう」と訴え、参加者全員でシュプレヒコールを行いました。
 集会は国会正門前のステージの他、霞ヶ関と日比谷公園でもステージが作られ、国会周辺の参加者とともに参院選挙に勝利し、戦争法の廃止と安倍内閣退陣の実現に向けて奮闘することを確認し合いました。
 なお、戦争させない・9条壊すな!総がかり行動実行委員会は、「止めよう!辺野古埋め立て」国会包囲実行委員会と共催で、6月19日(日)14:00~15:30に、「いのちと平和のための6・19大行動」を国会正門前で行い、同時に沖縄県那覇市で開催される在日米軍属による女性殺害事件に抗議する「怒りと悲しみの沖縄県民大会」に連帯して行動します。