後期ゴシック彫刻・市民運動・演劇教育

小学校大学教師体験から演劇教育の実践と理論、憲法九条を活かす市民運動の現在、後期ゴシック彫刻の魅力について語る。

〔478〕西崎典子さんの憲法審査会ウオッチングは「衆議院5.19 憲法9条関連」です。

2022年05月26日 | メール・便り・ミニコミ
◆傍聴を続ける西崎より
BCCで知り合いの皆様にお届けします。皆様からさらに広まりますよう。

■4.7院内集会、田中弁護士の呼びかけ
「大切なのは傍聴して、中継を見て、議事録を読んで、審査会の最前線を知ること。
学習会や署名をして、選挙に勝つこと。
市民・法の専門家・学者・研究者、皆で頑張りましょう」
■さらに
「審査会委員に、ファクス・電話・メールで激励・意見・疑問などを届けましょう」

■5.19衆院 憲法審査会 テーマ 安全保障について集中審議(主に憲法9条の改正案について)

■前置き
 自民党(2018版)の改憲案と維新の改憲案(5.18に発表)を
巡って改憲派が議論をリードします。
 憲法については両党とも選挙に改憲をアピールすると今から宣伝する一方、
立憲野党では立憲と社民はせいぜい「9条を守ろう」と言うくらいで、
改憲勢力に反対し立ち向かう余力はなさそう。
れいわと共産党は改憲反対を打ち出すと見られます。
市民の私たちは改憲案のどこがどうおかしい、と言えるようにしたいものです。

■委員の意見表明について
奥野委員と中川委員が改9条改憲に反対の意見を言い、
赤嶺委員が沖縄の立場の訴えをし、公明党の二人の委員が違う観点から
意見表明をした他は、9条改憲グループが、自分たちだけで改憲論議と細部の見解の質疑を行っています。
少数の非改憲の委員は反対意見を言うためにであれ、
そこに入っていかない(いけない?)。

改憲論のもとになる条文は「2018年自民党のお試し改憲」に由来し、
「9条の一項と二項を変えないから、何も変わらない」どころでなく、
続く条項で内容が変わってしまうことは当時から相当に解説されました。
今回も9条の一項と二項は変えずに、続いて「9条の2」をたてています。
今回は「憲法に書かれていない自衛隊を規定するため」が「9条の2」を持ち出す理由です。
使われる論法は詭弁ですし、論理的な整合性がないので、ここに載せる意義はないかもしれませんが、
どんな風に論じているかを知っていただくために主な部分を書きだしました。
各委員の意見は、長文になったため、添付資料にしました。
5.19の意見表明で使われた述語、表現がこの日の配布資料”「安全保障」に関する資料、憲法審査会事務局作成”に出ています

また次の参考記事も添付します。
022.05.19 知られざる自民改憲案の正体
梓澤和幸 独立メディアISF ⇩

https://isfweb.org/post-3206/

ブログ Every one says I love you.自民党と維新の9条改憲の問題点について 5/18

https://blog.goo.ne.jp/raymiyatake/e/c2372247950216cac3f98a188064ab48

憲法についてではないですが、下記提言の危うさについて

戦争をさせない1000人委員会 : 【壊憲・改憲ウォッチ(10)】自民党「新たな国家安全保障戦略等の策定に向けた提言」の問題点 (anti-war.info)