メタボおやじの糖分日記

旅と酒をこよなく愛するメタボ親父の糖分ライフ。

今井荘:老舗旅館の難しさ

2015年10月18日 | 国内/伊豆・箱根


一度は泊まってみたかった老舗の旅館に行ってきました。

場所は伊豆半島の突端に位置する今井浜温泉。

ここは昭和天皇や今生天皇もお泊まりになった格式のあるところ。

全室オーシャンビューでどの部屋からも伊豆の島々が一望できます。




まずはチェックイン






カウンターで名前を伝えると

「◯◯様、こちらへどうぞ」とロビーに設置された茶室に通され抹茶のサービス

気の利いた演出にニッコリ 



しばらくすると係の人がやってきて部屋へと案内されました。





二間つづきのお部屋で広さはまずまず。

ちょっと古いですが悪くはありません。

もちろん窓からは海が一望できます。

ただ、花一輪、部屋に生けていないのが気になりました。

抹茶でおもてなしの演出は良かったのですが、

本質的なもてなしの心が抜けているようで

〈茶の湯の心ここにあらず〉って感じでしょうか。反面教師にさせていただきます。






さて、館内を一回りしてみましょう。





和モダンのテイストです。

政財界のVIPも使ったシンプルなデザインが素敵です。


そういえば30年前、あまりに素敵な佇まいにふらりと入って断られた記憶があります。

当時は敷居が高く、とても20~30代が泊まれるところではありません。



でも、時代が変わり


最近はどんどんおしゃれで新しい旅館が建設されて

こうした老舗の旅館は窮地に立たされています。



湯河原もそう。

熱海も箱根もそうでした。


実は今回の宿も、ホントにリーズナブルば価格で取れました。

落ちぶれたか・・・・と一瞬躊躇しましたが、昔憧れた旅館です。

一度は泊まってみたかったので行ってきましたが、やはり考えさせられることもたくさんあり

いろいろと勉強になりました。






さて夕食






懐石料理のコースは可もなく不可もなく

逆にこの金額で頑張っているんだなぁという感じ。

ただ同じ食材を何度も使うのはいただけません。

どうせなら料理の数を少なくしてこれだ!っていうものを出して欲しかった。










お風呂はまぁまぁですが、こちらも可もなく不可もなく。


まぁ、難しいですね、どの商売も。

絶頂期もあれば衰退期もあり、気を抜けばどんどん新しい宿に抜かされていく。

世代交代もあります。


リニューアルで再起を図るか、それともいぶし銀の渋さで価値を高めるか・・・・


継続には様々なアイディアが必要ですね。

もっともっと勉強しなければ。










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