エピローグ

終楽日に向かう日々を、新鮮な感動と限りない憧憬をもって綴る
四季それぞれの徒然の記。

雪の花が咲いた

2012年01月25日 | 
夜来の雪が上がっていたのである。
しかし、周囲は雪景色となっている。
ここまで白く積もったのは今冬初めてである。

雪の花がきっと咲いているだろうと一念発起!
公園に出かけたのであった。



案の定、綺麗に雪の花が枝に付いている。



天気も晴れ。
雪の花見には最適な具合である。



如何であろうか?
この時間帯が最後のチャンス。
後30分もすれば雪は落ちてしまうのである。



ドサッ、パラパラと雪が落ちてくる。

季語で、こんなのがある・・・。
「垂れ雪(しだれゆき)」である。
情緒豊かな表現である。



誰が歩いたのか・・・。
誰だって歩きたくなるではないか。
新雪であり、前人未到の場所である。



雪の表面はもうザラついている。
降った直後とは全く違う顔色である。



青松の葉に積る雪もなかなか風情がある。



今日は徹底的に雪の花をお見せしたかったのである。
こんな花もあって良いではないか。

ぼくは好きである。




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 荒野人

プルメリア咲く

2011年12月27日 | 
プルメリアの花弁は肉厚である。
それでいて繊細な色彩で彩られている。



甘い匂いがする。
グアムの女たちは、この花を髪に挿す。
お洒落なのである。



プルメリアの花言葉は・・・。
「恵まれた人」「風刺」「内気な乙女」「情熱」「熱心」「気品」である。



とりわけ気品が良い。
甘やかでいて、姿形も良いのである。



南の島ではレイに好んで使われる。
花に変異が多く様々な色のプリメリアが咲いている。



髪に挿す場合は一定の決まりがある。



既婚者は左耳の上。
独身(恋人募集中)は右の耳である。



面白い決まりであるけれど、うっかりすると勘違いされてしまうではないか!
ま、それも良いかもしれない。



これは蕾か、あるいは葉のまだ巻いたままのものか判然としないけれど、色彩が鮮やかだったので記録に残したのである。



花は、一輪づつ落ちる。

グアムでは島内あらゆる場所にプルメリアは咲いている。
目が疲れた時には、癒してくれるのである。



飛行機の中にもプルメリアは咲いていた。




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 荒野人

アブチロンという花

2011年12月14日 | 
昨日、白いアブチロンをお見せした。
今日はぼくの写真のストックの中から、何枚かのアブチロンをお見せしよう。



昨日の白いアブチロン。
これは(幅広タイプのアブチロン)と称される。



これも昨日のアブチロン。
これは「チロリアンランプ」と称される。

さて、通常白っぽいとされるものは黄色がかっている。



そして昨日の「チロリアンランプ」で、蕊がグッと出ているものが同じ蔓に交じって咲くのである。



これがそうである。

Abutilon(アブチロン)という呼称は「家畜の下痢止めに効果がある」ということばに由来しているのである。

この花は、ブラジル原産。
「チロリアンランプ」は、釣りの浮き輪に似ている。
花が、幅広で傘状のタイプもある。
昔はこの木の繊維を使って布や繊維を作ったという。
チロリアンランプは別名「浮釣木(うきつりぼく)」 というのである。



ぼくたちが見慣れているアブチロンである。
良く温室などで咲いているのを見かけるのである。

この写真も、近くの温室で写したのである。
とまれ、様々な花の形状が合って楽しめるし、通年で花が見られる。

花言葉は「尊敬」「良い便り」「憶測」である。
憶測と言うのは、予断が入りそうであるけれど、他の二つの言葉は好もしい。

今日はアブチロンの紹介に終始してしまった。
さて、明日はどうなることやら・・・。




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 荒野人

今日の色は?

2011年12月13日 | 
今日の色は何色?
それは、白がポイントである。



白い「アブチロン」である。
この白いアブチロンは極めて珍しい。

この花の形状で赤いのは良く見かける。



これもまたアブチロンの花である。

白いアブチロンのあった垣根の主人は、この花の名前を知らないと言う。
ただ鉢植えで買ったものを地植えにしたら、どんどん大きくなっていって一年中咲いてくれるというのである。

ぼくは、この家の御主人に無理を言って一枝頂いた。
いまは、鉢に挿し木してあるのである。
根付くと良いのだけれど・・・。



白い色。
スミレ系である。

紫色の花弁の筋が隠してあるかのようで「つつましやか」に咲いている。



いまごろは、空を見上げると様々な色彩に満ち満ちている。
大きな欅である。



花ミズキの葉である。
赤く鮮やかに色づくのである。



イテフの色はまだまだ見られる。
色繋がりで・・・。



ミカンである。
街中の地植えのミカンは当たり外れがあるけれど、これは甘そうである。

今日の色は、白であると言った。
その極めつけは・・・。



ピンクがかっているとはいえ、大枠白系である。
おそらくカンピ桜である。

初冬の大気が育んだ色彩は凜としている。





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 荒野人

冬薔薇(ふゆそうび)の競演・・・その2

2011年11月30日 | 
競演する冬の薔薇(そうび)は愛しくもあり、ほのぼのとするのである。



王朝である。



確かに品格のある色で咲いている。
花弁を一つまみしたい!との欲望にかられる。

そんな欲望をもたせる花は、そう多くないのである。



紫雲である。



紫系の花弁が孤高な印象を与える花だ。
そう、孤高な人に合う薔薇であるのかもしれない。

ただし「性、狷介」では困る。
中島敦の山月記の世界になってしまうからである。



ゴールド・バニーである。



黄色であるけれど、黄金と称される。
ゴールドなのだ。

黄色は運気を向上させると言う。
もしもそうであるなら一輪で良い、部屋に挿して置きたいものである。



レッド・デブルである。



赤い悪魔のようである。
異性を誘う赤色である。

花弁は、ビロードのようであって馥郁とした香りが楽しめる。



シャコックである。



楚々として咲いている。
花開いて、暫くは美しい花弁を保つ。

なんの衒(てら)いも無く咲くのである。
こうした花は文句なく良いのである。



    冬そうび蕊より深く花の中        野 人


「ふゆばら」と読むよりは「ふゆそうび」と読んで欲しいのである。
蕊(しべ)、いわゆる花芯(かしん)である。

花芯のような人を、ぼくは希求するのかもしれない。
いつか会えるかもしれない、会えないかもしれない・・・。

時間がそれほど無いのだから。





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 荒野人