エピローグ

終楽日に向かう日々を、新鮮な感動と限りない憧憬をもって綴る
四季それぞれの徒然の記。

残暑厳しき折から・・・

2011年09月17日 | 日記
異様なほどの残暑であるけれど、これでも昨年よりは平均気温は低位にある。
だがしかし湿度は昨年より高いから熱中症で倒れる確率が高いのである。

今日は、台風襲来の前の静かさが関東の空を覆っている。
残暑厳しき日のトワイライトである。



空の異様なまでの青さが不気味なのである。
空の青さと雲の白さとのコントラストは、残暑の喘ぎでもあろうか。



臭木の花が白さを増してきた。
実に鮮やかな白さであるけれど、葉や茎を指の腹で潰すと「とてつもなく臭い」のである。
臭木の名誉のために付言するけれど、白い花は甘く切ない良い匂いである。

因みに、臭木の花言葉は「運命」「治療」である。





    友が逝き臭木が匂い知らせあり    荒野人





友の連れ合いが逝ったとの知らせがあった。
悲しさに空が慟哭し、雲が流れた。

薬石効無く・・・である。

ぼくと同年齢であったと推測していたが、やはりそうであった。
実は、今年の同級会でクラスのほぼ5分の1が逝去していた。
それが現実である。

みんなエピローグを演じている。



芸能界では年の差婚が流行りだそうだ。
「看取ってもらう相方」がほしくなるのであろうか・・・。

男であれ、女であれ・・・身勝手こそが生きるための源泉、ダイナモなのだろうか。
僕の耳の裏で「うん、そうだよ!」という悪魔の囁きが聞こえる。
「そうなんだよ!」って・・・。



悲しい性(さが)である。






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 荒野人


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