オミクロン株のウイルスは弱毒だから、以前同様の規制は必要ないとの考えがあります。
イギリスでは1月の19・20・21日の3日間で1000人を超える死者。
フランスも同時期に800人くらいの死者。
この両国は日本の人口の半分程度なのに、一日で300人も亡くなっています。
もし、日本で1日に300人、人口を考えると600人の人が亡くなれば・・・どうなるんだろう?
イギリス・フランスではそれだけの死者が出ても、数日前より少なくなったと国民に求める規制を緩めています。
少なくなったとはいえ1日に数百人がオミクロン株で亡くなっているんです。
そんな状態でも国のリーダーはその座を追われる事なく、権力を継続するイギリスやフランス。
国民が「その程度の死」を受け入れているのだろうか。これは日本人の私には信じられない感覚です。
国民の人口が2.5倍のアメリカでは1月21日に3000人を超える人が亡くなっています。
それでも昨年のピーク(4,400人が死亡)より少ないと言う。
日本で何かを考える時に「欧米では・・・・」と参考にする事は多い。
しかし、このウイルス感染に関してはどうなんでしょう?
一日に何百人も死んでも「それは許容範囲」と考える国民なのでしょうか?
絶対に 違いますよね
感染力は強いが弱毒で、ほとんど風邪と同じ、、、そう思いたい気持ちは分かるけど、その判断は正しいのか
風邪と同じ程度と思ってしまうと、どうしても自己規制は緩んでしまいます。
現在、日本では若い世代に感染が広がっていて、児童の施設や小学校・中学校・高校では休園や休校が増えています。
幸い子供たちに大きな症状は非常に少ない状態の様です。
しかし、感染者の中に医療関係者や老人の施設で働く人も増えつつあります。
他府県と比べると少ない感染者の和歌山で死者が2人でました。
その二人とも他の病気で入院していた人です。
そう言うと、、、「ああ、基礎疾患のある人か・・仕方ないかぁ~」と
仕方ないですむ事じゃありません。
介護関係者・医療関係者によってウイルスが持ち込まれ、体力的に弱い人達が命を落とす。
今後、段々とこのようなケースが出てきます。
その度に、、、、「ああ、高齢者か。」 「基礎疾患のある人たちか・・」
他人はこれで終わらせてしまいます。
なんか、そんな空気が日本人の中で流れている。
私たちはそんな人間になって良いのだろうか・・・