脳出血で無職になった親父のブログ

株式投資に腕時計が好きなオッサンのブログです。年齢を重ねスピリチュアルにも興味を持ったお蔭で人生感も変わりました。

昭和40年代前半・・大阪も田舎だった時代と子供の浅知恵

2015年04月13日 09時11分28秒 | わが半生
子供のころ近所のご家族と買い物や時には動物園とか遊園地なども母は連れて行ってくれました。当時、大阪の地下鉄御堂筋線は我孫子から新大阪までしかなく大阪万博開催(昭和45年・・1970年)に千里中央まで延長されています。丁度、千里ニュータウンといい北摂の巨大住宅地が開発され阪急電車も北千里~動物園前まで延長され大阪は更なる大都市へと発展していくんです。道路は新御堂が出来上がり箕面・千里~梅田までの時間距離も大幅に短縮。マイカーブームも到来し、とにかく車に電車・・人人人・・でも??大阪市内でも田んぼもあって、蛙や蛇・・トカゲも川や草むらに生息してましたよ。私は川で青大将とかシマ蛇とかも、よくみかけました。昆虫も多くいてバッタやカマキリ・・トンボも今では都会では絶対にみかけない【オニヤンマ】とか【ギンヤンマ】も飛んでいて虫取り用の網を持って友達と捕まえにいきました。【ギンヤンマ】は網を頭の上で大きくぐるぐる振り回すと勝手に網に入ってくるんですよ。そんな虫を捕まえては母に『もう!気持ちの悪いッ!!』と言われ叱られましたが虫かごとか網は買ってくれました。夏に入る頃にはセミの幼虫とか・・脱皮した抜け殻もアチコチにあって。。大阪も田舎の顔が多く残っていました。母に言わせると東京でも母の子供のころにはカブトムシが普通に山に行けばいたようです。私が子供のころには大阪市内ではカブトムシはまず捕獲できません・・既に市場の露店のおじさんが売っていたり商店街の露店や、ペットショップみたいなところに行かないと・・もう売っているものを買うしかなくカブトムシやクワガタムシは稀少性高い昆虫でした。蛙も川や田んぼに行くと色々な蛙がいました。ウシガエルにトノサマガエル、アマガエル・・・時々、道路にカラカラに干からびた蛙の死骸もよくみかけましたよ。夜、静かな空間でも近くの川や田んぼから蛙の泣き声も聞こえてましたし・・平成の今では考えられないでしょ?そうそう、当時は駄菓子屋さんが結構あって、5円とか10円で駄菓子が買えた時代です。カレーせんべいも1枚5円、大きな飴玉も・・子供に人気は【当てモン】と言ってたのですが要はクジを引いて1等賞からハズレまであるんですが、ハズレでも5円相当のガムや飴・・なかには甘納豆とか・・ガムは風船ガムもあります。そんなことが楽しみで学校から帰ると母から毎日10円が私の、お小遣いでした。10円を握りしめ友達と駄菓子屋へGO!!そんな、ある日・・近所の男の子(同級生)が『おい!Y君、ただで【当てモン】しに行けへん?ええ方法あんで!』私は耳を疑いました(タダ??)友達はきょとんとしてる私に続けて話したのは『コーラとかファンタの部瓶・・捨ててあるのん・・それ見つけて綺麗に洗って持っていくねん。ほんならな・・瓶代で10円くれるんや、それでお菓子買うねん♪』私は正直、驚くとともに『それええなぁ♪』近くの酒屋とかから瓶を盗むと。。これはダメです。でも?原っぱや道路に落ちてる瓶を拾うことは別段、問題ないやん?そんな判断で瓶を見つけにいくと場所によっては5本6本とみつかるのです。すると友達は『1本だけ持っていくねん。いっぺんに何本も持って行ったら怪しまれるやん。』確かに・・私達は瓶を持って行っては10円・・交換してもらいお菓子やアイスクリームを買って食べていると・・まぁ子供ですよね。その方法が、アッというまに広まり・・ある日、いつものように瓶を持って駄菓子屋に行くと『あんたら!これ拾ってきた瓶なんやろ!!おかあちゃんに言うから呼んでき!!』悪いことはできないもんです。近所だけに私達の母の顔も駄菓子屋のオバチャンは知っていて・・あとは御想像通り、こっぴどく叱られましたね。その日は晩御飯抜きで自宅に・・暫く入れてもらえず団地の鉄扉を叩きながらワァワァ泣いて謝ったのを今でも覚えています。昭和40年代前半はコーラやファンタは瓶入りで自宅に持って帰るとき瓶代といってプラス10円を支払っていたのです。瓶の回収でお店として瓶もコストだったんでしょうね。瓶が返ってくれば予め貰っていた瓶代を返金するというシステムを私達は悪用していたんです。タダで食べたお菓子やアイス・・その時は美味しかったですが・・見つかって叱られたときの後味の悪さは何倍にもなって返ってきたのです。本当に子供って・・でも悪気はなかったんです。人様の物を取ってるのでなく落ちているものを有効活用??した。そんな意識でしかありませんでした。今では、ありえないことでしょうけどね。
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