米大統領で唯一任期中に辞任に追いやられたニクソンとウォーターゲート事件=政敵を盗聴により陥れようとした世紀のスキャンダル=その真相に、テレビ番組の司会者フロストが挑戦するという事実に基づく映画です。
TVという媒体が娯楽だけでなく、報道にどこまで迫れるのか、“Good night,Good day”(だったかな、ジョージ・クルーニーが出演してました)を思い出しました。
舞台裏に視点をあてたものだけに、展開がやや時間をおいかけるものになっていた感はあるものの、インタビューを機に政界復帰をもくろんだニクソンを、みごとに追い詰めたフロストの手腕、事実を暴露するに至った調査の実績はみごとでした。