二日目も曇りでした
早朝の山は幻想的で威厳のある景色
今日は一日、ちひろ美術館ですごそうと楽しみにしていました
ホテルから穂高駅まで送迎バスで20分
穂高駅であずみの周遊バスに乗ります。
2コースで、東回り・大王わさび農場・明科線と
西回りはアルプス公園線とちひろ線があり、逆回転のコースです。
ぐるりと回ろうとアルプス公園線に乗るとちひろ美術館まで50分
途中のバス停でちょっとした解説もあり、行きたい場所を言えば近くで下してもらえるそうです。
バス停からのちひろ美術館はちょうど雲がかかって暗くなってしまいました。
田園風景がひろがり、きれいな空気を吸い込んで身体も軽く感じられます。
ちょっとカフェでひと休み
大きな窓に広がる田園風景を見ながらちひろの好きだったメニューがそろえられている
いごごちのいい空間です
野沢菜とひじきのおやきがとってもおいしかったです
この夏からとっとちゃん広場がオープンしたこともあり
展示室では「窓際のトットちゃん」に掲載されたちひろの作品が80点が展示されています
ちいさな女の子のいきいきと描いた本に80点もちりばめられているなんて
子どものさまざまな場面や表情をそれだけたくさん描いていたかということでしょう
作者の黒柳徹子さんも触れられていますが
「あなたの本のたえに描かれたえなのですか」とよく訊ねられるそうです
本の方が絵の後なんて不思議なくらい
主人公の気持ちによりそうようなあたたかい絵につつまれていました
青春時代に戦争を体験したちひろは「二度と戦争を起こさない」決意で
日本共産党に入党し、活動の中で出会った7歳年下の松本善明さんと結婚します
「世界中のこどもみんなに平和としあわせを」と描き続けたちひろ
イラク戦争やシリア難民のこどもたち
そして平和憲法をかえようとする日本の今の姿をみたとき
彼女の志はどのように生かされるでしょう