Guapa

❉I Love Czech,trip,movie and Peace❉

セントアンナの奇跡-Miracle at St.Anna ☆☆☆☆☆+☆

2009-07-27 23:54:31 | 映画

  第2次世界大戦のさなか、イタリア・トスカーナ地方の村で、全村民がナチによって虐殺された事実に基づく小説の映画化です。

 第2次世界大戦でファシストから自由を勝ち取り、連合国側を勝利に導いた勇敢なアメリカ合衆国とその軍隊。 ヨーロッパで反ファシストの栄誉あるたたかいを繰り広げたパルチザンの闘士たち・・・正義と祖国愛という名のものとに命をかけた戦いに存在した人種差別、裏切り。

 アメリカ、ドイツという異なる立場でさえ、軍隊という組織の非人間性、そのなかでも人であろうとする理性に光を当て、痛恨の歩みを未来につなぐ希望と、戦渦のもとで極限状態におかれた一人ひとりの葛藤を描いていて秀逸な作品だと思います。

 タイトルの「奇跡」とは・・・、ナチスによる村民虐殺の中、たった1人生き残った少年。そして、40年後の殺人事件は、自分だけが生き残ったことへの悔恨の生を解きほぐすもうひとつの奇跡となります。

 この物語の奇跡は、人の中に存在する残虐と、奇跡を生み出した人間性を描き、希望を紡ぐ物語になっています。

 この希望に溢れた奇跡は、それゆえ永遠に語り継がれていくとともに、伝説の物語として、地上にふたたび起こり得ない物語であってほしいと願わざるを得ません。

 第二次世界大戦ではナチスドイツと同盟国であり、原爆の惨禍を経験した日本であればこそ、その歴史もまた多くの奇跡をはらんでいるに違いありません。

                                

    残念ながら、アメリカではB、Cランクに評価され、日本での公開は一部劇場に限られてしまっています。

  実際、ナチと黒人兵の銃撃戦のシーンはアフガニスタン、イラク戦争を彷彿とさせ、戦争の終結を切に願いました。

 「大いなる陰謀」Lions for Lambs :2007)、「告発のとき」(In the Valley of Elah:2007)など、イラク戦争批判の視点で製作された秀作も一部劇場でしか公開されませんでしたが、こうした映画が作られ続けられていることもアメリカ映画という世界の見逃してはならない側面だと思います。

 セントアンナ村の悲劇は、チェコ・プラハ近郊のリディッツェ村の虐殺を思いおこさせました。アウシュビッツから生還した子どもたちと村の復興もまた奇跡と呼べるかもしれません。

 監督:スパイク・リー    脚本・原作:ジェームズ・マクブライド

 キャスト:デレク・ルーク(スタンプス二等軍曹)、マイケル・イーリー(ビショップ三等軍曹)、ラズ・アロン  ソ(へクター伍長)、オマー・ベンソン・ミラー(サム・トレイン上等兵)、マッテオ・シャボルディ(アンジェロ)、ジョン・タトゥーロ(リッチ刑事)、ヴァレンチナ・チェルビィ(レナー)、オメロ・アントヌッティ(ルドヴィコ)


梅干づくり☆土用干しをします

2009-07-26 21:26:28 | Weblog

           

 梅雨明けした後、低気圧による雨続きの東京でしたが、やっときれいな青空

              

ベランダの熱帯植物の白い花もいっせいに咲き、すがすがしい香りをはなっています。さて、いよいよ梅干作りのための“土用干し”です。

           

         蓋をあけると、梅酢のいい香り まっかに染まっています。

            

      ざるに梅とシソを広げ、梅酢をよくきって日光にあてます。

   写真がみづらいですけれど、しそにあたっている梅ちゃんが赤くなって 

   下のほうの子は黄色やオレンジのまんまです。

 「陰干し」と書いてあるレシピもありますが、村上昭子さんの「きんぴら行進曲」によれば、日光に当てて干し、4日間干しますが、夜は室内に入れること、4日目には梅酢の残っている容器もラップをかけて干すように書いてあります。

           

 土用干し 2日目の梅干です。昨年は5日間くらい、日光に当てて干しましたが、そのほうが柔らかくなったような気がします。ことしは、2日目の夜に、いったん容器に戻してみました。

             

           2日目の朝の表情。白く輝いていますでしょ。

             

           しばしばひっくり返してよく日にあてるようにします

              お付き合いいただいてありがとうございます


愛ちゃんの3ヵ月・・・

2009-07-22 22:51:12 | 愛ちゃん

               

           生まれてすぐの写真はちょっと恥ずかしいので

    1週間たったころです。髪がふさふさねってみんなにびっくりされちゃった

               

   ほんとはまだよく見えないんだけど、年中、写真をとられているのでカメラ目線 を学習したみたい

               

               1ヶ月たつと、「もう笑うよ」  

               

           よく眠るんで、授乳時間がきても寝ています。

               

      愛ちゃん2ヵ月で~す とっても赤ちゃんらしくなったでしょ

               

             自分のお手てで遊んでいます。


新しいファミリー紹介☆愛ちゃん、3ヵ月です

2009-07-20 21:57:45 | 愛ちゃん

         新しいファミリーメンバーの紹介です。愛ちゃん。女の子だよ。

 3月31日生まれ、B型です。予定日より1週間早く生まれたので、学校にあがるときは一番小さいね。

                

      3ヵ月と2週で5700グラム。母乳で育ててるので、少し小さめ。

           よく寝るので、授乳の回数が少ないかな。

       あ~あ~、うんうんとたくさんおしゃべりをしています。

                       

        もう手足をばたばたさせて、ごろごろと寝返りをしたがります。

        タオルをつかんで必死にまわろうとしますが、まだ力が足りないね、

                       

 くやしがってわんわん泣いて、まっかっかっかで、大粒の涙がたまってしまいます。

                       


佐々木酒造 * 答えは「新酒」を知らせる杉だま

2009-07-18 10:07:27 | Weblog
前のページの答えは「杉だま」で、新酒ができたことを知らせるためにつるされています。毎年、新酒ができるたびに付け替えるそうですが、新しい杉だまはもちろん青々としています。その様子がオンライン蔵見学で紹介されています。

                 ↓
      http://jurakudai.com/kuraken2004/kura2004-1.htm


洛中で唯一のつくり酒屋 佐々木酒蔵

2009-07-16 22:46:42 | Weblog

           

  佐々木酒蔵の玄関前で、専務の晃さんと吉田喜一・都立産業技術高専教授

 さて、写真をみて質問です。玄関前につるされている茶色の球体はなんでしょう

   ・・・ヒント もちろん、お酒に関係あります・・・

 京都のお酒・・・というと伏見を思い浮かべられる方も多いと思いますが、洛中 (市内)でも湧き水を利用した蔵元がかつては20軒ほどありました。時代の流れで京都酒蔵組合も今では佐々木酒蔵だけに。

 専務にいただいた名刺には「〔聚楽第〕〔古都〕製造元」と記されていましたが、〔聚楽第〕は秀吉が茶席を催した際の名水を使っていることから、〔古都〕は川端康成氏に命名をお願いしたところ、さらさらと書いたという、それぞれ謂れのあるお酒です。

 「憲法9条」というお酒はNPO「ねっとわ~く京都21」の提案でつくられたお酒です。好評ですでに完売ですが、私たちのイベントでも(仕込みの時期なので)注文書を出させてくださいとお願いしてきました。

 HPで見ることができます→http://www.kyoto-com/nk21/ivent/sake_form.htm

 佐々木酒蔵のオンライン蔵見学やお酒のネット販売も紹介しています

       →http://jurakudai.com/web/index.html

 


閃光の記憶 三宅一生氏 NYTimesに寄稿

2009-07-16 00:43:21 | Weblog
ニューヨークタイムズ紙に「世界の三宅」が核兵器のない世界の実現にむけてオバマ大統領を広島に招待したいという記事を寄稿しました。
世界中をゆるがしたオバマ大統領のプラハでの演説に、被爆国の生んだ国際的デザイナーが一人のヒバクシャとして応えたもの。以下に記事が掲載されています。


A Flash of Memory :http://www.nytimes.com/2009/07/14/opinion/14miyake.html
僭越ですけれど、掲載されたものを自分なりに日本語にしてみました。本文の英語は一生氏の日本人スタッフが翻訳したものです(記事の末尾に記載)

閃光の記憶

東京発
  
 4月にオバマ大統領が、核兵器のない世界の平和と安全を追求することを誓った。彼は単に核兵器の削減ではなく、廃絶をよびかけた。彼の言葉は私の心に深く埋もれていたあるものをよびさました、それは今まで話し合うことを避けてきたものだった。
 私は、おそらく今や、かつてより一層、オバマ氏が「閃光」と呼んだものから生き残ったものの一人として、語るべき人格的、道徳的責任があることを理解した。
 1945年8月6日、最初の原子爆弾が私のふるさと、広島に落とされた。私はそこにいた、わずか7歳だった。眼を閉じると今でも、かつて誰も経験したことのなかったものがよみがえってくる:真っ赤な光、黒い雲がすぐにやってきて、人々はあらゆる方向に走り、死に物狂いで逃げようとしたーそれが私の記憶のすべてだ。
 3年を経ずに、母は被爆により亡くなった。これまでその日の記憶や考えを誰にも語ることをしてこなかった。たとえ不運であろうとも、それらを後景におしやり、破壊的ではなく創造的であるもの、美と喜びをもたらすものを考えることをむしろ選んだ。
 私は衣服のデザイン分野にひきつけられた、いく分それが創造的な形式で近代的、楽天的だったからだと思う。決して自らの過去に規定されないようにした。「原子爆弾から生き残ったデザイナー」というレッテルを張られたくなかった、それゆえ、広島についての質問はいつも避けてきたのだ。それらにはふれたくなかったのだ。
 しかし、今や、私たちは世界から核兵器をまさに取り除くのかどうか、議論しなければならない課題であると理解している。8月6日の世界平和デー、宿命の日の式典にオバマ氏を招待しようという運動が広島で起こっている。承諾してくれることを期待する。 私の望みは、過去にとどまるのではなく、アメリカ大統領の目標は将来の核戦争の廃絶のために働くことだと、世界中にサインを送ることだという要求に突き動かされている。
 先週、ロシアとアメリカは核軍備の縮小に合意をした。これは重要なことだ。しかし、我々はだまされない。一人、一国のみで核戦争を止めさせることはできない。
 日本では、隣国北朝鮮の核武装によって不断の恐怖にさらされている。また、他国による核技術の獲得などの報告も存在する。それゆえ、平和へのどんな希望も世界中の人々の声をオバマ大統領に届けなくてはならない。
もしオバマ氏が広島の平和橋を渡ることが実現すれば、ーその手すりは日系アメリカ人彫刻家、イサム・ノグチのデザインによるものだが、彼は東西を結び、また人間がお互いに憎しみを乗りこる思い出の人としてー核の脅威から免れる世界を創造していく、現実の、そして象徴としての歩みになるだろう。一歩一歩が世界平和を現実のものにするものだ。

*三宅一生は服飾デザイナー。この記事は彼の日本人スタッフによる翻訳
(ニューヨークタイムス・7月13日)

佐々木酒造の「聚楽第」と鞆の浦のちりめんじゃこ

2009-07-15 22:40:57 | Weblog

「『聚楽第』」を飲んだら他の酒は飲めない」とYさんが言っているという評判のお酒をつくっている京都市上京区の佐々木酒造さんに先月、おじゃまをいたしました。その節はお世話になりました。

 秋に予定しているイベントについて助言者の先生と一緒にうかがい、見学と試飲もさせていただきました。「ネットワーク京都21」の企画でつくられたという「憲法9条」という銘柄はすでに完売。秋のイベントでは注文をとらせていただきたいとお願いしてきました 現社長の3男さんがお店をついで、専務さんをされていましたが、お兄さんが、今、大人気の俳優、佐々木蔵之助さんです                

 さて、見学の後、お持ち帰り、自宅用に「聚楽第」の無濾過原酒720ミリリットルを購入しました。スタッフみんなで飲もうと清酒「聚楽第」を1升、一緒に行ったスタッフが1升、さらに我が家のためにもう1升、合計3升を宅配便にて送りました。

          「聚楽第」 ↓です。写真がみづらくてすみません

                   

            原酒をのんだ夫は「うまい~」と一言

 品のある透明な濃厚さとでも申しましょうか。そういえば試飲のときに「夏はさっぱりとみなさん思われますけれど、夏こそ、濃厚なものを」とおっしゃっていましたっけ。

             

  鞆の浦(とものうら)から届いたちりめんじゃこと大量の大根おろし、おいしくいただきました。

  佐々木酒造さんのお店について、明日紹介する予定です。

   ブログ訪問しくださいね。

  


都議会議員選挙と梅雨明け

2009-07-14 22:12:55 | Weblog

  東京都議会議員選挙の結果が出て、時を同じく梅雨があけましたね

 告示3日前に立候補、とか、埋蔵金をヘリコプターでばら撒いて景気対策をなんておっしゃっていた方が風向きだけ当選したのではないことを祈りたい気持ちです。

 新銀行東京への4000億円投入に議会では賛成して、選挙のときには「新銀行反対」を堂々と主張する態度はいただけないーと思います。

 もっと驚いてしまったのは、都議会議員選挙が国政の政権交代のための手段としての報道しかされていなかったことです。しかも、どのチャンネルも同じ視点の報道でしかなかったことは、民主主義の水準を示すものではないでしょうか・・・

 「石原都政やオリンピックより福祉・高齢者医療を」「新銀行より教育を」と事前の世論調査は都民の思いを示していましたが、CHANGEという選択が生かされるよう、見守りたいですね

 


蒸し暑い一日でしたね ちょっと一息

2009-07-07 22:07:06 | Weblog

           

       梅雨の合間の一日、蒸し暑くて、夕方にはみんなぐったり・・・

 ちまたに流れるニュースは「だれでもよかった」と見ず知らずの人の命を奪うような残酷な事件とその背景を「我慢が足りない」などとしたり顔で分析する某大学の名誉教授のコメント。これが知性と呼べる見識でしょうか。

 新疆ウィグルやインドネシアなどで報道されるような「事件」は起きていませんが、逆に人の心を失っているのではないでしょうか。

 大勢の人の中にいながら、知らぬ間に「自分だけ」と思い込まされてしまう「孤独」の深層に怯えてしまう。「自分だけではない」と温かさを感じることができなかったのは彼だけのせいでしょうか。

 雨上がりの虹の写真を貼り付けているうちに、ラジオのコメントに腹が立ったので・・・まったく違う文書になってしまいました。