チェチェン紛争は今や忘れ去られようとしている
次々に起こる戦争による惨劇の一つとして
だがそこにある、あったはずの、あるべき人の生きた姿をどれだけ私たちは想像することができるだろう
そのことに挑戦した作品だと感じた
幼い子どもの姿を通して人のありよう、戦争のありようを問いかけている
そして、人殺しを平気でできるような人間はどうやってつくられるのか
侵略する側のソ連の青年のそれを描き、戦争は「人間」という存在そのものを否定するおこないだと
訴えている
日本が戦争する国につきすすもうとしている今
多くの人にみてほしい
そして考えてほしい
チェチェン人の少年、ハジも、ソ連の青年、コーリャも遠い国のことではなく
これから私たちの国に起ころうとしていることなのだと
大好きなアネッサ・ベニングがこの映画でも素敵で素晴らしい女性を演じています。
「信じていいのだろうか」「信じるのよ。自分を、そして未来を」「ほんとうに?」「そのために私たちがいるのよ」と
素敵な笑顔がかたっていました。
映画の中では確かこんな台詞がありました。
「(国連の会議で)くだらない演説をするよりも、子どもと向き合う方がよっぽど意味のあることだと思うわ」
いま直面する事態に真摯に向き合うことのできる勇気を持った女性
かっこいいなぁ
これを英語ですらすら言えるようになりたいものです
今年の目標!なのだ