Guapa

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大いなる陰謀ーLions for Lambsー☆☆☆

2008-04-27 09:28:31 | Weblog
「大いなる陰謀」とは…さまざまなことを考えさせられる映画でした。
原題の「Lions for Lambs」からの邦題としては、久々に秀逸だったのではないでしょうか。
私にとっては、遥か昔の「スティング」や「追憶」(With Barbra Straisand)「遥かなる大地」で二枚目の甘さを余すところ無く披露されたRobert Redfordの監督作品であり、敬愛するMeryl Streepが新聞記者として、病と闘いながらハリウッドスターの地位を守っているTomCruiseと共演するというだけでも十分魅力だったのです。
映画としても秀逸だったと思います。短い上演時間に凝縮されていた、映画でこそ実感させられるスリル、距離と時間、人と人との距離などなど。
大勢の人に見てもらいたいです☆
テロとの果てしなき戦争と現在のアメリカをリアルに捉えているという点で、大統領選挙の前に公開されたといことは意識しつつも、今のアメリカでこうした映画が作られるということに、敬意を表したい。アメリカの民主主義の底力がんばれ☆
おそらく見た人の人生の積み重ね方で接近の仕方が異なるでしょうか。大切なことは「生きるとは」「人間とは」どういうことか、なんて今時は青臭いと思われるようなことを真摯に考えたいです。

原題の「Lions for Lambs」は第1次大戦中、勇敢な若きイギリス兵が訓練強化された独軍に立ち向かい、多くの犠牲者を出したことから「最も愚かな指揮官のための勇敢な兵士」を揶揄してドイツで語られていたエピソードです。今となっては、最も愚かな指揮官はヒットラーではなかったか。
続く、ベトナム戦争、アフガン、そしてイラク戦争。犠牲になるのはいつも貧しく、未来のみを持つ若者ではないでしょうか。
貧しさの中から知性を磨く生き方を模索しながら、未来を奪われていったアメリカの若者の姿はけっしてひとごとではないと思いました。






あめや藤本(最慶)さんのお着物 ”和とじの本”をデザイン

2008-04-13 10:35:16 | Weblog

染元さんならでは・・・というお着物の楽しみ。藤色の紬地に山吹色が波打っているように見えますが、これは和とじの本を浮き彫りにしたデザイン。本好きな人のためのおしゃれな紬です。優しい藤色に白い帯はりんとした知性もアピールして素敵☆ 

                 

日本のお着物の色は、日本の自然の中から生まれた色で、やはり日本人を美しく見せるものなのですね。最近では「伝統色」や「色あわせ」の本なども出版されていますが、色あわせを学ぶこともお着物の素敵な楽しみですね。

                 

          こちらは色違いでしっとり、落ち着いた雰囲気に  

                 


あめや藤本(最慶)さんのお着物 本結城に京友禅

2008-04-13 10:09:31 | Weblog

いろいろなお着物を合わせていただきました。写真ではおみせできない、手描きのやさしい縦の線が、粋な風情をかもし出しています。         

                   

     そして、東山魁夷巨匠の山波を思わせるスケールの大きなお着物も・・・

                    

           いずれもため息がでるものばかりでした。


あめや藤本(藤本最慶)さんのお着物 いざりばた

2008-04-09 13:02:13 | Weblog

こちらも本結城ーすそに松がえがかれているもので紬でも訪問着として、結婚式などもOKです。幾重にも色を重ねて描かれた松の木の趣が、丹精こめておられた生地とあいまって格調の高さをほこっています。       

   

さて、この織物、「いざりばた」とよばれる、腰を使って手織りされた逸品です。

居坐機(いざりばた)とは腰で糸の調節をして織る手機のことで結城紬や越後上布などを織る手法です。参考サイト:http://www.kimonojp.com/2008/02/post_515.html


あめや藤本さんの着物・・・綺麗寂び① 本結城に京友禅の染め

2008-04-06 14:15:21 | Weblog

3月20日に紹介した、あめや藤本さんのお着物の展示が東京・八重洲の京都館で3月18日~24日まで行なわれ、拝見しに行ってきました。

            

お着物を手に丁寧に説明をしてくださった最慶さん(正面)と奥様の千賀子さん(左)

広げられているのは本結城に京友禅の染めで、黒地に四季の草花がちりばめられているはなやかで品格のあるものです。「逸品」という言葉がどのお着物にも当てはまります。着物の好きな人にとってはため息がでちゃうものばかりです。

            

袖を通させていただき、越後上布のこれもすばらしい帯をあてていただき、我ながら見とれてしまう立ち姿(もちろん、着物にです)**;