~ いるかしあわせ宅配便 ~

ばあちゃんのひとりごと

無償の愛

2008-01-18 01:29:00 | いるかこもれび助産院

いるかくらぶで開催されているいるか広場では
ヨーガをベースとした日常のあり方などを紹介していただき、
「心」や「私」のエッセンスに触れながら共に学んでいます。

いるか広場で話し合ったテーマをご紹介します。

いるか広場の詳細はこちら

テーマ(無償の愛)
いるか広場(2007年8月27日11時より)

愛という言葉を聞くと、貴女は何を感じますか。

恋人のこと・・・両親のこと・・・我が子のこと・・・兄弟姉妹・・・ペット・・・趣味・・・・
色んな愛がありますね。

また我が子に対してはどうでしょう・・・

昔から我が子に対して、母は無償の愛を注ぐと言われていますが、

言葉としては理解出来る無償の愛 報酬・見返りのない愛
とは一体どのようなものなのでしょう。

赤子の誕生は、暑い日も寒い日も10ヶ月を母の胎内で
両親の愛・プラーナを受けて過ごし、オギャーと産声をあげて
この世に姿を現しますが、赤子は授かりものだとも言われていますね。

一体誰から授かっているのでしょう・・・

赤子は天・神・・・からの一時 預かり。
赤子も一人の人間であり、彼・彼女もまた彼・彼女の道を歩んで行くのでしょう・・・・
ちょうど私たちが歩いてきているように。

つまり母は赤子の成長の手助けをさせてもらっているというのが、真実のようです。

愛する子どもがちょっとくしゃみをすれば、風邪をひいたのでは・・・、
すこし機嫌が悪いと病気ではないかと、心配でおろおろしてしまう。
母は寝る時間もない程我が子に付きっきりです。

確かに傍には居ますが、我が子が何を訴え、何を伝えようとしているのか・・・
母である私私はじっくりと我が子の目を見て、訴えを聞こうとしているだろうか?

訴え方を知らない赤子は、全身全霊で私に語りかけています。

赤子は泣くのが精一杯の意思表示であり、
当面は赤子に課せられた生きるための仕事なのです。

けれどオギャーによって私の心は右往左往し、
その不安定な心が次の瞬間の行為を決めていく。

オギャーオギャーと泣き叫んでいる赤子を「大丈夫・大丈夫だよ」と
母は全身で受け止め抱きしめているだろうか。
母と子が同じ目線、思いでいるだろうか。

お互いが分かり合えれば、赤子は泣き止み、安心の中でぐっすりと眠ることでしょう。
単純な行為ですが赤子にとっては、とってもとっても重要な行為の一つなのです。

時間がないから、とか今は忙しいからとか言わずに、
今しか出来ない愛情の伝え方を赤子同様に母も共に学び、愛を育てていきましょう。

共に相手の身になって、何をすれば喜んでもらえるのだろうか・・・・
何に安心を得るのだろうか・・・

愛について考え、行為し、また考える。
そして何もしないでも、何も語らなくても、傍にいるだけで共に嬉しい。
母と子はそれぞれの笑顔が嬉しくて、安心を覚えるのでしょう。

母は赤子の成長の手助けをさせてもらい、そして母もまた心の成長を
させてもらっているというのが、真実のようです。

私たちも両親からたくさんの愛をもらい、成長してきました。

彼らもまた今の私たちのように、思い悩みながらも温かく私たちを
見守って下さっていたことでしょう。

そして今もなお見える形・見えない形で愛を注いでいて下さいます。

母親・父親という役割はそれぞれにあると思いますが、
親の前に一人の人間として、雨の日も風の日もさま変わりする天候の中で、
変わらぬ私でいられたら、私も私の回りもきっと笑顔で楽しい日々のことでしょう。

計らいのない愛、傷つけない・傷つかない真の愛を、真の愛のあり方を共に学び、
私が私の心を見つめ、笑顔の私でいられますように。

笑顔はたった今から、誰にでも出来る最高の行為です。
我が子の笑顔が私を癒してくれるように!