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天気 セミの大合唱

村上春樹 著:辺境・近境
を読みました。
なんと、ノルウェーの森ぶりの、村上春樹でした。
この本は、作者の8年間の旅の記録です。
ニューヨークの郊外イーストハンプトン、山口県の無人島キャンプ、
メキシコ車の旅、讃岐・超ディープうどん紀行、
旧満州ノモンハン取材、アメリカ大陸車で横断
そして、西宮から神戸三宮までの徒歩紀行
距離的には、極端に近くか、極端に遠くかの旅を書いていますが
ここで言う、辺境とは意外に山口県の無人島だったり
讃岐うどんを食べまくった、香川県だったり。
作者の、独特な感性で旅を語ります。
ノモンハンの戦争は、私が知らなかった歴史の事実。
実は、この本を手に取ったのは、表紙の面白さに惹かれたからです。
この青空と、大地そして、錆付いた戦車の残骸に目が吸い寄せられました。
忘れられた場所に、そんな歴史があったのかと、また新しいことを知りました。
私的には、香川県のうどんの旅、そしてアメリカ大陸横断に反応しました。
食い気と、アドベンチャー、それが私のアンテナに引っかかったみたいです。