Mrs.ベリーのVeryな一日

☆ミセス・ベリーのSmileダイアリー☆エレガントな女性目指してセルフプロデュース中(^v^)

不思議の国のトットちゃん

2005年10月28日 22時17分08秒 | ベリーの感想文(本・映画)
不思議の国のトットちゃん

新潮社

このアイテムの詳細を見る

天気 のちのち

黒柳徹子 著 : 不思議の国のトットちゃん
を、読みました。

ベストセラー、窓際のトットちゃんシリーズ最新作です。
現在も、小説新潮で連載中の、『小さなときからかんがえていたこと』の
単行本化ということ。

著者が、体験した面白エピソードと、ユニセフ親善大使として
海外を訪問して感じたことが、交互に書かれています。
第三世界の子ども達の、悲惨な現実を読んで、辛くなってくると
作者のとんでもない体験談で、心が和むという計算されたかのような
絶妙なバランスで構成されていました。

近年になって、多くの学者が、学習障害児について、
その研究を発表し始め、その障害は、LDと呼ばれるようになりました。
著者は、その研究を知ったとき、「なるほど自分はLDだったのだ!!」と
いともあっけらかんと、公表しました。
増えつつあるという、LDの子ども達に希望を持って欲しいという
願いからだそうです。
著者の本は、いつも子どものような純真なまなざしで書かれているような
感じがするのですが、それはLDがくれた宝物?という気がしてなりません。
文章としては、大変素朴な感じがするのですが、自分の目で見て、
自分の言葉で書いてあるので、なにかひきつけられるものがあります。
そうでなければ、トットちゃんが数十カ国の国で、翻訳されたり、
教科書になったり、するはずがありません。

とはいえ、自分の苗字の【柳】の文字を、長年(つい最近まで)間違っていたり
ニューヨークの、オークションの殿堂サザビーズで、キャサリン・ヘップバーンの
指輪を競っていたとき、突然立ち上がって競っていた相手に
「お願い!!私どうしても欲しいんですっ!!」と、叫んだりと信じられないような
逸話を、それがあたかも世間一般で常識であるかのように、
披露しているあたりは、やはりトットちゃんワールド炸裂です。

母の胎内に反省という言葉を忘れて来たと、公言している著者の
純真で、天真爛漫なエッセイでした。