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瀬尾 まいこ | |
幻冬舎 |
瀬尾まいこ 著 : 僕らのご飯は明日で待ってる
を、読みました。
中学校の頃、兄を亡くした喪失感から
高校3年間たそがれて過ごしてしまった葉山くん。
そんな彼を、中学時代からずっと思っていた小春は
マイルールがやたらと多い女の子。
高校最後の体育祭の米袋ジャンプのペアになってからの
彼らの成長を描く、長編恋愛ストーリー。
瀬尾まいこの小説に登場する女の子の可愛さは
アイドルや、若い女優さんが演じる可愛さなんかじゃない
リアルな可愛らしさだと思います。
ポカリをこよなく愛し、唐揚げは嫌いなのにケンタッキーは好きなんて
変な小春は、雑誌やテレビには登場する由もない
愛くるしさを持っています。
そんな彼女に、黄昏の淵から助けられ
青春を謳歌し始める葉山くん。
二人の恋愛の喜びや、切なさに
笑ったり、涙したりの素敵な物語でした。