銀河夢急行

公共交通の話題を中心に、幅広く取り上げます。
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名鉄三河海線、昔は海水浴客で、そんなに賑わっていたのかな?

2022年07月03日 18時52分46秒 | 鉄軌道

私自身が幼かった時代、さらに今は亡き親父さえ自前の車をまだ持っていなかった時代の昭和35~36年頃。まさしく、世間は高度経済成長時代を謳歌。当時の歌謡曲も、吉永小百合、橋幸夫、舟木一夫等々………未来での明るく、且つ薔薇色の世の中の到来を本気で信じ、熱く期待していた内容が非常に多かったですね。(微笑)

しかしながら、これらの予想は見事に大外れ。特殊詐欺の頻発や新型コロナウイルス禍、ロシア🇷🇺軍によるウクライナ🇺🇦侵攻、そして今般のKDDI(au)による大規模通信障害、また先の2回に亘る大震災、東海豪雨禍等々、インターネットの悪用事件、とても薔薇色の現代とは言えまい。

さて、こうした古きよき時代の名鉄沿線。今ではすっかり廃れた三河湾観光地付近の西蒲線のほか、何と三河海線にも多彩な観光列車が当時の新名古屋駅方面から一時は直通していたらしい。

西蒲線については、あの初代のツートンカラー姿の5500系、時には7000系や7700系も頻繁に運行され、当初は基本的には一般特急でしたね。

確かに今と比べれば実に質素な電車や駅舎でしたが、東幡豆駅などの駅務員は連日、生き生きとした表情で多くの子供連れ観光客を出迎え、猿ケ島や兎島への渡船乗り継ぎ案内をしていたものでした。

あれから、もはや60年ぐらいか。今は残念ながらも、その跡形さえ無くなり、寂しくなりましたねぇ………。

蒲郡線方面の観光直通列車のルーツは、初代モ3600形や3900系、3850系だったらしい。車内に冷房や扇風機こそ無かったが、車窓さえ開ければ今よりも遥かに凌げたような気がしますよ。

河和線や知多新線も今は1600系の全廃もあり、特に季節的な臨時名称列車こそないが、2200系や、特に平日昼では真新しい9500系等がどうにか観光特急の後を引き継いではいます。しかしながらも昔と比べたら、やや寂れた印象も否めませんね。

そう言えば、常滑線の太田川~新舞子間の辺り。昭和40年頃までは西知多コンビナートもなく、電車は特に長浦~日長間では、海岸線すれすれに運行。長浦、日長の両海水浴場では多くの日帰り観光客で大賑わい。私自身も日長駅近くにて潮干狩りを楽しんだ思い出もあります。辺りは、まさしく白砂青松そのものでしたね。こうした純日本風の美しい自然景観を一度でも人為的に壊してしまえば、もう決して二度とは戻るまい。

あれからも仮にまだ何年も亘って高度経済成長時代が続いていたら、野間、小野浦、内海や矢梨、片名、河和、豊浜、山海付近さえも恐らくはコンビナートだらけになり、今のような中部国際空港も存在しなかった可能性が高いね。こちらは何とか昔のままの白砂青松の姿が残れて、本当に良かった!!

また、さらに大昔は、これら東対岸の碧南や玉津浦、衣浦、高浜等にもかなり美しい海水浴場があったらしく、新名古屋駅から刈谷経由で碧南や吉良吉田方面に観光直通列車が向かっていたようだ。

こちらの電車はAL車やOR車が中心の西蒲線とは対照的に、専らHL車での運用。あの冷房付きの3780系が来れば上等だったとか。後には7300系も加わったり、時折、5500系や7700系も姿を見せていましたね。

昭和40年頃には三河海線内では各駅停車だったものの、なぜか快速特急を標榜する観光列車も走ったようだ。

残念ながらも、私自身は衣浦コンビナート出現前での玉津浦や高浜、碧南付近の状況は全く分かりません。どうやら、玉津浦駅の付近はもともと海水浴場だったものの、跡形もなく埋め立てられてしまったらしいね。

三河海線は確かに一時は座席指定特急“みかわ”も7700系で僅かに運行されたが、もともと、あまり座席指定の観光特急とは縁が無かったとしか言いようがなかろう。この“みかわ”は休日だけの運行で、確か新鵜沼駅始発だったと記憶しています。

やはり三河山線ともども国鉄線からの貨物列車が多く乗り入れていたから、観光特急の設定はかなり難しかったのかもしれない。これが、碧南~吉良吉田間の早期廃止の引き金になった?? また、棚尾駅付近の矢作古川鉄橋の著しい老朽化もあり、修繕あるいは架け替えには莫大な費用が掛かるとの事情もあったようだ。

今なお残る寺津駅付近の高架線。三河海線が碧南駅から衣浦港(臨海鉄道の碧南市駅付近)まで単線でも良いから路線延伸でも行わない限りは、いつまでたっても“碧南の万里の長城”そのものだ。何だか見苦しいよ。今後は、なるべく早く解体した方が良かろう。

蒲郡市内のあの高架線が将来、そうならないように祈ってやまない。

なお、新名古屋駅から蒲郡駅までの直通列車は西尾線がもともと直流600ボルト電化だったため、当初は複電圧対応のモ3600形の運行に限られていたとか。この電車は同様の広見線や小牧線、各務原線、竹鼻線にも乗り入れていましたし、デキ371、372は複電圧対応だったとも聞きます。

その関係からか蒲郡線への直通運行は、ごく一時的には刈谷、碧南経由になったことも。

そして昭和35年には西尾線が昇圧。また40年までには八百津支線をも含めた広見線や各務原線、竹鼻線、小牧線も本線系に線路が繋がっているため相次いで昇圧され、何とか直流1500ボルトに統一。7000系も堂々とこれらの支線に入れるようになりましたね。但し、孤立している瀬戸線だけは、さらに12年は待たされたが。うん。

ちなみに、一時は名鉄路線の一部だった豊橋鉄道渥美線は、それからさらに20年後に昇圧。一方の田口線はもともと直流1500ボルトでしたが、沿線の過疎化や水害などもあり、昭和43年までには全廃されています。

なお、西尾線昇圧時には恐らく分岐していた安城支線や、近隣の平坂支線もその可否を検討されていたとみられます。しかしながら、モーターリゼーションや代替公共交通機関の整備もあり、結局、昇圧は断念か。昭和36年頃までにはこちらも全廃されていますね。私自身は、これらの路線については全く覚えていませんが。


名鉄舞木工場構内の模様を昼のテレビ愛知番組にて詳しく紹介!!

2022年07月03日 11時13分25秒 | 鉄軌道

特に愛知県内の住民の皆さんもご覧になられた方々は多かろうと思いますが、テレビ愛知は昨日昼のある番組で、かの名鉄舞木工場構内の模様を公表、紹介しましたね。

岡崎市舞木町の丘にある舞木工場。正式には名古屋鉄道舞木検査場だそうですが、毎日、概ね50~60両の電車が編成から分解されて待機しているとか。

番組では3517F、3512Fの全面リニューアルの模様が詳しく紹介され、この手の改造は約4ヵ月は掛かるそうな。

また、日車豊川から名鉄大江駅構内までの甲種輸送の模様も。9510、9511両F(既に就役済み)がDE10-1557号機に牽引される光景も。幸田駅では、一旦停車して、寝台特急“サンライズ出雲・瀬戸”(285系)に追い抜かれるとか。

塗装作業も、かなり念入りだ。あの名古屋市交通局の藤が丘工場なんか、恐らくは比較にもならないだろうな。(苦笑)

さて、9512Fもどうやら基本的な本線試運転は終了かな。早ければ明日辺りにも就役?

残る9107Fの試運転が始まるのかも。

そろそろ、6000系から余剰廃車が出ても何ら不思議ではなさそうな時分だ。名電築港駅付近で、とろくさい罵声など、廃車編成の解体当日は、くれぐれも絶対に出さないように!! 静かに旅立ちを見送ってあげよう!!

そうでなければ、通夜の席にて無意味に騒ぐ行為と変わらないよ!!



下呂温泉に、これまで見慣れなかった涼菓!!??

2022年07月03日 10時32分22秒 | グルメ

画像はJR名古屋駅10番線ホームにて。

構内の売店の窓に、こんな宣伝ポスターが。

まだ、ごく最近に登場した下呂温泉の涼菓らしいが、名称は何と“しらさぎ物語”とか。しらさぎと言えば、金沢のことを指すのかと思っていたのだが、下呂など飛騨路にも、白鷺が多数、生息しているのかな?

さて、北陸新幹線🚄敦賀延伸開業の暁には、今までの在来線電車特急“しらさぎ”は、すべて敦賀駅止まりになります。

この名古屋~敦賀間の電車特急。果たして、その列車名は如何に?

もしかしたら、“しらさぎ”は北陸新幹線の一部の列車名に召し上げられるのかな?

もし、そうでなければ、今の富山行きの特急“ひだ”を“しらさぎ”に改称する手もあろうが。うん。

北陸新幹線に東京~福井間の直通列車は、ごく僅かながらも出るだろうが、敦賀行きについては、もしかしたら、長野始発が基本になりそうな気もしますね。その場合、北陸新幹線、北陸本線とも特急の列車名に何らかの動きが出るのかもしれません。


名鉄、JR東海などは、そろそろ全体的なホームドア設営計画の具体化を!! 決断を急げ!!

2022年07月03日 09時32分16秒 | 鉄軌道
JR東海は既に皆さんもご存じの通り、在来線主要駅に設けるホームドアについては、ごくオーソドックスな広幅両開き扉を採用する方針ですね。今のところは。
しかしながら、今はブルートレインや特急、急行列車が名古屋近辺ではあまり存在しない東海道本線(E231、E233系が来ない片浜~笠寺間の辺りかな?)だから割合、楽に採用できたのに過ぎず、実際問題として、中央西線や関西本線、高山本線、紀勢東線等は恐らく、そういうわけにもいくまい。
それならば、大阪・うめきた地下駅方式のフルスクリーン型を……とは、すぐにでも唱えたいところだが、よくよく見ると設営費や普段の維持費は相当に高く付きそうだし、特に故障時は実に厄介そうにも見えますね。防護ガラスの修繕費もそうバカにはならないだろう。
そのため、名古屋駅の場合、従来の両開き式は今の3、4番線だけに。金山駅も既に稼働済みの1、2番線だけとして、それ以外は阪神三宮駅近鉄線直通ホームに準じた7本ロープ昇降式の採用が最も安くて、遥かに現実的なのは誰が見ても明らかだろうね。万一のシステム故障の場合も、その修理は迅速に行える筈だ。
金山駅近くの視覚障がい者向け学校の通学者や、その支援団体もそろそろ我慢には自ずと限界が来ているだろう。
また、近隣の名鉄線についても私自身が知る範囲内では、その方式しか考えられないほどだし。うん。
画像は、JR名古屋駅の10番線ホームにて。勿論、383系やHC85系、キハ85系も頻繁に止まりますよ。
ちなみに、車両は315系C4編成による普通列車の高蔵寺行きです。

私自身を乗せたハイブリッド特急“ひだ17号”は定刻通りに美濃太田駅に到着………

2022年07月03日 08時09分55秒 | 鉄軌道

私自身を乗せた特急“ひだ17号”は定刻通り、午後7時ちょうど、美濃太田駅に到着しました。

今回は、この後すぐに太多線に乗り継いだ関係上、撮影は出来ませんでしたが、何と長良川鉄道越美南線ホームには偶然にも真新しいナガラ601に初対面!! あの車体カラーは実に懐かしい!! まるでキハ58系が復活したみたいだね。

あの“おくみの号”のヘッドマークも誇らしげでしたよ。

なお、このナガラ600形は在来車両とは異なり、電気指令式ブレーキ搭載のため、今のところ併結相手がおらず、今後は一般塗装(紅色)の形で順次、増備する予定だろうね。

本来ならば、長良川鉄道にもせめて電気式ディーゼルカーが欲しいところ。しかしながら、お世辞にも、まだまだ決して安い買い物とは言えまい。要は走行機器のコンパクト化や軽量化が将来的にどこまで叶うかに懸かっていますね。

今の名鉄一般車両並みの車体標準サイズで安く量産出来るようになれば、樽見鉄道や天竜浜名湖鉄道など地方の非電化三セク鉄道にも自ずと普及出来るのだろうが。うん。

また、このHC85系。ついにワイドビューブランドを完全に捨ててしまったような。やはり少しでも維持費を節減したかったのだろうね。

…………この分でいけば、名鉄のパノラマスーパー(今の1200、1800両系)も遠からず姿を消して、特急車両の殆どは2200系的なスタイルばつかりになる可能性が極めて濃厚だな。確かに、足回りは9500系、車体は2200系という設計(2500系とでも襲名?)が最も安くつくのだろうが、せめて数編成ぐらいは、何らかの形で展望車的な要素も残して欲しいね。


昨日、早速、HC85系ハイブリッド列車に試乗してみました!!

2022年07月03日 07時32分24秒 | 鉄軌道

去る7月1日(金曜日)にJR東海が特急“ひだ”としてデビューさせたHC85系ハイブリッド列車。

当日もかなり暑かったのですが、台風4号接近のせいか、それでも幾分は和らいだ感じも。
早速ながらも、今回は名古屋~岐阜~美濃太田間に絞って試乗して来ました。
私自身を乗せた特急“ひだ17号”(列車番号は37D)は、定刻通りに午後6時12分に名古屋駅を出発。使用された編成はD3です。
車内放送チャイムは噂通り、かつてキハ58系などで広く使われた“アルプスの牧場”の現代アレンジ版。
今後は、特急“しなの”の車両更新(恐らく385系を襲名か?)も予想されますが、果たして、このメロディーを採用するのか? あるいは、やはり“鉄道唱歌”なのか?
まさか“ハイケンスのセレナーデ”でもなかろうが………。