ここのところ、JRグループや大手私鉄だけでなく、地方中小私鉄や三セク電化鉄道でも、とみにVVVF車化への動きが慌ただしいですね。
JR東日本では界磁添加励磁制御だった253系や205系、東武鉄道でも10050系、東急でも8500系の一部でこうした改造も。また東京メトロでは02系にも実例がありました。
名鉄では100系。これにより、豊田線には新型車への更新は全く考えていないとも。
さて、今の5000系はどうするのかな? 最近は長年に亘りお馴染みだった築港線での運用を卒業し、西尾線に転じています。車体だけでなく、台車や空調も若いため何とかVVVF車(ECB車)への仲間入りが理想だが。
そうした中での、あの211系5000番代の急な三岐線入り劇。取り敢えずは今のまま、内装だけリニューアルしてワンマン対応化というところか。もしかしたら、JR四日市駅への乗り入れも模索中かな? かつては三岐線の気動車が直通していたとも。
あの三岐線。本当は養老鉄道や豊橋鉄道渥美線並みの18メートル車3両組成が最適だろうが、こちらも純新車を導入するほどの財力は残念ながらも無さそうだ。貨物列車牽引用の電気機関車の更新もそろそろ必要な時期だけに難しいところだね。
今後は211系だけでなく、213系や311系の中にも、地方中小私鉄に譲渡への白羽の矢が立つのかも。VVVF車化の有無も併せて要注目ですね。
なお、地方中小私鉄では高松琴平電鉄、近江鉄道などがVVVF車導入方針を既に固めています。
………さて、ここ数日内には名鉄やJR東海、近鉄などでも新年度設備投資計画を公表することに。
名鉄9500系や9100系の増備予定は如何に。恐らく6003〜6005、6015F代替用として9516〜9519Fは多分、新造だろうね。たとえ予想が外れても責任は持てないが。
また、それ以上の大量増備で、且つ5000系の走行機器更新計画が特になければ、5000系は終始、現状のままか、あるいは6500系や6800系との運用機能統一化に終わる可能性も。正直、勿体無いことだが。うん。
また、これらの技術の進歩の目覚ましく、30年前のVVVF制御の技術は今では陳腐化し、なおかつ省エネ面でも現行の技術の方が突出しています。
一方で、床下機器の更新、特に制御装置やブレーキ装置の更新には多額の費用が掛かり、事業者は純新車の導入と機器更新を、
使う線区や経年劣化・部品確保の目途とを天秤にかけ、どれがコストパフォーマンスや減価償却・優先順位で優位か判断しているのかもしれません。
同じ事業者の中でも、形式によって対応が分かれるのは自然なことと思われます。
名鉄の100系の新車置き換え・5000系の機器更新は、まだ現行車両の部品がある程度の期間確保できる見込みがあり、機器更新するにはコストがかかりすぎるのかもしれず、「後回し」にしているのかもしれません。
但し、長野電鉄8500系が早くも全廃の方向に向かっているのも気掛かり。事業者によっては、チョッパ機器のメンテナンス維持に危機感を抱いているところも出ているようだが。
何か大きなトラブル等があったらしくて
全国規模のニュースで昨晩から大きく取り上げられておりますが・・・
もうワヤですな。
長野電鉄では、これを見越してか、8500系の撮影会を行うそうな。