先日一寸ご紹介したポルトガルのお菓子パンデロー,PÃO DE LÓ。 復活祭の際によく食べられる御菓子 そして年間通して愛され食べられているポルトガルで一番 ポピュラーなお菓子だそうです。
日本のカステラの源泉と言う声も。小麦粉 砂糖だけバター全然入らないのにしっとり弾力性があり カステラよりずっと軽いお菓子です。 フランスのサヴォアケーキに材料も作り方もよく似ています。サヴォアケーキもやはり復活祭には欠かせないのですよ。
作り方はとっても簡単です。
材料
*卵 7個
*砂糖 250g(200gまで減らすことができます。)私はカソナードを使用。白砂糖を利用した方がもっとふっくらするかもしれません。
*小麦粉 150g (+ベーキングパウダー 小1 入れないレシピもあります)
*塩 一つまみ
*レモン ゼストと汁 1個分(入れないで作るのが本来だそうですが入れる人もあるそうです。私は入れました。)
作り方
1 卵の黄身と砂糖に 塩を一つまみ加え白くもってりするまでかき混ぜる。レモンを入れる方は此処でゼストとレモン汁を加える。
2 白身をピンピンに固くなるまで泡立てる。
3 泡立った白身に1を加え泡が壊れないように混ぜ 更にふるっておいた小麦粉を少しずつ加えてデリケートに混ぜる。
4 バターを塗り粉を叩いた型に流す。
5 180度のオーブンで40分焼く。 焼く間絶対オーブンの扉を開けないでください。
何回か焼きました。フランスのサイトに沢山レシピが出ていたのですが焼き方の時間が異なるので。
このお菓子の形を見ると真ん中シリンダー形の穴のある型を使っているので 最初はクグロフの型を使いました。そして白身の余りがあったので白身2個分材料のほかに使いました。これはベーキングパウダー無しで試してみてとっても膨らみました。(レシピ ベーキングパウダー入れる人と入れない人がいるので試してみました。) 上の写真です。 型からかなりはみ出て焼けました。 中はきめ細かく美味しかったです。
2度目はカステラのように長方形のケーキ型で(クックキングペーパーを敷くとさらに取り出しやすいです)。 一番上の写真のように真ん中が窪むので焼き時間と温度を変えて3度目。やはり窪んでしまいました。でもきめ細かくお味はとってもよいです。
やはり中心の空気穴は必要なのかと4度目又クグロフの型で焼き直しました。 下の写真のように綺麗に焼けました。
そんなに焼いてどうしたの?と驚かないでくださいね。毎日焼いていたわけでなく 日にちを開けてです。義妹や家族の訪問もあったし お友達にも勧めたし 主人は力強い協力者だし(笑)
ところで カステラの語源由来を調べてみたら
カステラは、室町末期にポルトガル人によって長崎に伝えられた。
カステラが日本に伝わった頃は、「加須底羅」や「家主貞良」などの漢字が使われ、「かすていら」と呼ばれていた。
カステラの語源は、ポルトガル語「pao de Castelra(パオ・デ・カスティーリャ)」である。
「パオ・デ・カスティーリャ」とは、スペインのカスティーリャ地方のパンの意味で、カスティーリャ地方とは、イベリア半島の中央部に位置する標高600~700mの高原地帯。
カスティーリャの地名は、ラテン語で城を意味する「castellum」の複数形「castella」が由来で、城塞の多い地方という意味である。
とか
カステラとは、鶏卵を十分に泡立て、小麦粉と砂糖を混ぜ合わせた生地を型に流し込み、天火で焼いた菓子。かすていら。カステーラ。カステイラ。
と書いてありました。確かにこのお菓子は上に書いてあるとおりの作り方です。
最後になるのですがこの御菓子に興味を持ったのはポルトガルの美味しい食卓からさんのプログで拝見してからポルトガルに長いこと住んでいた義姉にお土産にこの御菓子貰った懐かしい記憶が甦ったからです。ポルトガルの美味しい食卓からさん 美味しいお菓子のご紹介本当にどうも有難うございました。
そしてコメントとても楽しみに待っております。