昨年頂いた乾燥よもぎを戸棚の中に見つけました。まだまだ香りが良いのでお菓子に利用してみようとまず最初に シフォンケーキのような物を焼いてみました.
シフォンケーキのようなお菓子
米粉とタピオカ粉を使用したものもちもち ふんわりでとっても美味しかったのですが小さな型がなく平べったく焼けてしまいました。それに逆さにひっくり返さなかったので更に平べったくなってしまって。でも私達の好みの味でかなりのスピードで無くなってしまいました。(苦笑)
シフォンケーキのようなお菓子
クグロフの型しか持っていないので分量を多くして少し変えてもう一度納得するように焼き直そうと思ったのですがガトーサヴォワによもぎを入れてみたら?と試してみたくなり急遽変更になってしまいました。明日から義妹の訪問もあるしお菓子を焼いておこうと思ったのです。
ガトーサヴォワ(ビスキュイサヴォワという事もあります)は以前ポルトガル菓子パンデローについての記事を書いたとき内容も食べる機会もよく似ているお菓子と少し触れました。
ガトーサヴォワの源泉は1358年まだフランス領ではなかったサヴォワの伯爵アメデ6世がリュクサンブールの 主のシャルル4世を迎える際 料理長に羽毛のように軽いお菓子を用意するように申し渡しました。料理長は卵黄を長時間かき混ぜること固くあわ立てた卵白を加えることで使命のお菓子を作成することにしたのですが当時まだ不便なオーヴン間違いが生じ低温で焼けてしまいました。でもそのおかげでこのふんわり軽いお菓子が出来上がったそうです。嬉しいハプニングですね。油分はパンデロと同じく全然入っていません。
このガトーサヴォワのレシピはとっても美味しく出来ますよ。
よもぎ入りガトーサヴォワ
まず基本のガトーサヴォワ
材料
*卵黄 6
*卵白 7
*コーンスターチ 150g
*砂糖 180g(130g+50g)
*レモンのゼスト 1個分
*塩 一つまみ
*バター 20g (型に塗るぶん)
今日のよもぎ入りガトーサヴォワ用に
A 乾燥よもぎ 10g (40g の熱湯で溶かしておく)
よもぎ入りガトーサヴォワ
作り方
1 卵黄 砂糖 130g レモンのゼスト (と今日のよもぎガトーサヴォワ の場合には Aも)を泡だて器で根気よく 10分ほどごくもってりするまでかき混ぜ続ける。(これが大切です)
2 卵白に塩一つまみを入れ泡立て砂糖50gを3回に分けて加え硬いムラング状になるまで泡立てる。
3 まず1/5の 2 の卵白を 1の卵黄に加え 1/3の コーンスターチを加え これを後2度繰り返し最後に残りの卵白を加えて滑らかになるように混ぜる。
4 バターを塗っておいた型に流す。
5 220度に熱しておいたオーブンで6分 その後130度に落として35分。 絶対にオーブンの扉を開かないこと。
6 熱いうちに型からはずしグリルの上で冷やす。
追記
*卵白が1個分多いもの 入れなくてもよいのですが入れるとやはりよりふんわりと仕上がります。
*小麦粉を使わずコーンスターチを使用することで小麦粉使用よりも軽く仕上がります。
*熱い温度で焼き始め低い温度で焼き上げるのが特徴です。
*ラップをきちんとすれば冷蔵庫で1週間は持ちます。
*今日はカソナード(ブラウンシュガー)を使いました。白砂糖を使うと緑色がもっとさわやかに出るし更に軽くなると思います。
デサートというよりお茶の時間にぴったりのお菓子です。油分が入っていないのでアンクレーズソースや他のソースやフルーツなど添えると美味しいです。
デコレーションケーキのベースになるので飾り付けてもよいと思います。
シフォンケーキのようなお菓子はもう一度作り直し納得がいってからご紹介致します。(多分香りは変えて?)
よもぎ粉ふやかしたものが50gになるのでうまくいくか心配でしたが卵黄と一緒に本当に長くかき混ぜたので問題なくほっとしました。よもぎの香りがさわやかで粋なガトーサヴォワとなりました。
よもぎ全く同じでは無いと思うけれど此方にも生えています。アルモワーズ(Armoise)といいこの土地の野を散策すると見つかります。でも一寸苦味がきついので試した事ありませんでした。戸棚の整理もよいものですね。(笑)
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