2023.06.13撮影
今回も、ホタルブクロ属(Campanula)の花です。花弁の切り込みが深く、花が星形に開きます。和名は、その花の形にちなみ、ホシキキョウ(あるいは、ホシギキョウ)。
ホシキキョウについては、専門家の書いた記事が見つからなかったので、「みんなの趣味の園芸」なら信用できるかな、と思い、次の記事をリンクします。
学名 Campanula poscharskyana
英名 Serbian bellflower「セルビアの釣鐘草」
英名 Serbian bellflower「セルビアの釣鐘草」
別名 Trailing bellflower「枝垂れ釣鐘草」
和名 ホシキキョウ(あるいは、ホシギキョウ)
キキョウ科(Campanulaceae)ホタルブクロ属(Campanula)
原産 北バルカン半島のディナル・アルプス山脈(セルビアを含む)
原産 北バルカン半島のディナル・アルプス山脈(セルビアを含む)
英名 Serbian bellflower「セルビアの釣鐘草」は、原産地のひとつを示しています。英語の別名は Trailing bellflower「枝垂れ釣鐘草」で、これは、細い茎が伸びて、花がそこから花軸を出し、枝垂れたように咲くことを形容したものです。でも、正確には、茎が伸びて、茎の先の方は、立ち上がります。それでも、垂れてきますけど。
学名の種小名 poscharskyana は、ドイツの植物学者 Gustav Adolf Poscharsky(グスタフ・アドルフ・ポシャルスキ)に献呈されたものです。Poscharsky という名字はスラブ系のようですが、ドイツ人なので、ドイツ語読みをして「ポシャルスキ」となります。
2023.06.13撮影
上の画像左手に見える(冒頭画像では画面全体に見える)黒いものは、錬鉄製のイスです。冬は冷た過ぎて座れませんが、夏はひんやりしていい気持ちです。座るには、ホシキキョウが垂れかかっているを、ちょっとどけてからです。
画像にいっしょに写っているのは、カラミンサの1種(Clinopodium grandiflorum)。カラミンサとしては、大きな花を咲かせます。きれいなピンク色です。
このイスのあるところは、家の北側で、陽のあまり当たらないところなんですが、このホシキキョウもカラミンサも、何年も、何年も、何年も、ここで生きています。そして、生きているだけでなく、子孫をその辺に増やしています。どのようにタネが運ばれているのでしょうか。
とは言え、やはり北側ですので、勢いはありません。ちゃんときれいには咲くんです、このホシキキョウ。でも、花数が少なめで、何よりも、花の色が薄い。それとも、この今の花の色は、この園芸種のもともとの色か? 控えがないのでわかりません。
次の画像は、今年求めた株です。色が濃いめです。
2024.06.30撮影
ホシキキョウは、陽当たりの程度を選びません。日向でも日陰でも育ちます。それで、ホタルブクロ属の花は好きなので、ホシキキョウを南側にも導入してもいいか、と新しい株を買ってきました(上の画像)。
その名(園芸種名)も、'Blue Waterfall'「青い滝」、これは言い得て妙。大きな滝が盛り上がるようになってから落ち出して、そのまま勢いよく降っていく、という感じ。次の画像でその感じが表されているかどうか・・・
2024.07.01撮影
ホシキキョウ(Campanula poscharskyana)の基本の花の作りは、前回の記事のモモノハギキョウ(Campanula persicifolia)の花の作りと同じです。
・5裂した花弁(切れ込みの深さに違いがある)
・5本のオシベ(色に違いがある?)
・3裂するメシベの柱頭(柱頭と花柱の割合に違いがある)
2024.07.04撮影
これも、夏らしい色でステキですね
ここにくると、やはり、ほっとして
癒されます。
最近、わたしは忙しく、投稿が不規則になっています。家の中の改築をしているんです。わたしがトンカンするわけではないけれど、人が出入りするので、気分的に落ち着きません。
書こうと思っていた花は季節が過ぎてしまうばかり。来年に回すしかないようです。