職場に教え子が母校に帰ってきました。卒業後7年。体育の実習生として安心していろいろ任されている。担当する学年も教科も違うので2週間ほとんど接点がなかったけど、彼が同じ職場にいるということが毎日嬉しかった。
私が現在の職場に来た年に3年生を担任したときの生徒です。担任したことの大きさに初めて気付きました。そのときの3年生でも他のクラスだった子だったらまた違ったんだろうな。
毎日家庭で家族と過ごす以上の時間を学校で過ごしている。
すべての授業を担当しているわけではないので自分の授業の時だけだけど、授業、HR,給食、そうじ、部活動。担任するクラスの子ども達全員に対して悩んだり、叱ったり、一緒に過ごしたりしてきた一年間のの日々。「愛」なんて考えてなかったけど、男子も女子も全員に責任を持っている。
卒業後はそれぞれ違う人生へ旅立っていく。会いたいと思うけどまた会えることは期待していない。私自身ちがう人生を進んで行く。だからまた同じ時間の座標で一緒に生活しているのは奇跡的なことに感じるのだ。同じ場所で働いて、同じものを食べて。7年前は当たり前だったこと。
彼は本当に立派な大人になったのだけど、顔も声もとても懐かしい。7年前のまま。本当に不思議な気持ちになる。
担任と生徒って親子の次に濃い関係なのかもしれない。先生だけ一方的に感じているのだろうけど。
とにかく大事な息子が大きくなって帰ってきた。それだけで嬉しい。