京都アニメーション放火事件によって亡くなられた皆様のご冥福を心よりお祈り申し上げます。
また、怪我を負われた方や、心を痛まれた全ての方の一刻も早いご回復を心よりお祈り申し上げます。
京アニやその作品に対する想いを書こうか迷ったが、今回の事件は京アニ以前の問題なのでやめておく。犯行動機は不明だが、どんな動機であろうとも、日夜身を削ってアニメーションを制作する罪なき人を何十人も犠牲にしたのは決して許される行為ではない。
犯人に観て欲しかった、そして今からでも全ての国民に観て欲しい作品がある。京アニの作品もだが、その前に『青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない』だ。
※追記:『青ブタ』は京アニ制作ではありません。それでも観て欲しいのです。ちなみに略称は「あおぶた」と読みます。
前回の記事でも『青ブタ』を取り上げた。ただその時は事件が起きる前だった。当方は事件が起きた今もなお、いや今だからこそ、『青ブタ』のTVアニメ版と、その続編となる劇場版をどちらも観て欲しい。
もっと早く魅力を発信すべきだったことは後悔している。実は6月18日、劇場版『青春ブタ野郎はゆめみる少女の夢を見ない』(TVアニメ版とタイトルが異なります)を観た日の夜、ある人にLINEでこんな文章を送っていた。
>青ブタを観に行き、あまりにも凄すぎたので思わず連絡してしまいました。
>TVシリーズ13話をちゃんと観てきた人にしか味わえない驚きと感動がありました。
>今の気持ちを上手く説明できません。色々と考えさせられたし、ボーっと生きずに一日一日を大事にしたいと思いました。
個人的にはこの人にだけ感想を伝えたという事実を大事にしておきたかった。なのでブログやTwitterには感想を書かなかったが、今はそんなことも言っていられない。短くまとめるならこの感想が全てである。もう少し言うなら“命”についても深く考えさせられた。
上の画像は劇場版のキービジュアルである。左の女性が牧之原翔子。主人公・梓川咲太に多大なる影響を与え、劇場版ではメインとなる謎多き少女だが、彼女がTVアニメ版の11話で咲太に言った台詞が今でも忘れられない。
(※TVアニメ版はGYAOで全13話無料配信中。ただし7/24まで)
「私はね、咲太君。人生って優しくなる為にあるんだと思っています。昨日の私よりも今日の私がちょっとだけ優しい人間であればいいなと思いながら生きています」
時と場合にもよることを前提で書くが、根本では全ての人間が優しい心を持つべきだと当方は思う。
今当方が言いたいのは2つだけ。
一つは、人に優しくして欲しい。
もう一つは、人に「優しい」と言って欲しい。
自分が優しくなるだけでなく、誰かのことを少しでも優しいと思ったら素直に「優しいですね」と褒めて欲しい。
たった一言、その言葉で救われる人は必ず居る。そう信じて欲しい。
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