石見銀山は世界遺産にも登録された日本有数の銀山でした。
そのことを今に伝えている史跡のひとつが龍源寺間歩です。
間歩とは坑道のことで実際に歩いて見学できるのです。
歴史的な地下空間だと思い見学してきました^^
大森バス停から歩いていくと40分近くかかる。
ずっと上り坂ですが川沿いの遊歩道を使えば緑を楽しみながら飽きることなく行くことができます。
ちなみにレンタサイクルもあるそうですが、
上り坂なのでいかがなものかと・・・・
人家も無くなり、一層森が迫ってくると到着。
間歩は斜面に口を開けている。
異世界に繋がっていそうな入り口・・・
外に向かって冷気がたちこめているではないか!!
・・・
となりの小屋で入館料400円を支払う。
銀山として栄えたこの地には多くの間歩が残っており、龍源寺間歩はその中で2番目に長い。
ちなみに1番は大久保間歩で、ツアーに参加すれば見学できるという。
毎日行ってはいないので残念ながら今回はいけませんでした・・・
話を戻して龍源寺間は約600mあり、273mが一般公開されています。
うち、初めの158mが龍源寺間歩で、
残りmは観光用に造られた新抗。
入り口と出口が違う一方通行です。
雨が強くなってきたのでとにかく間歩の中へ・・・
中へ入るとびっくりするほどひんやり。
そこにはどこかしらで見たあの風景が。
思っていた通り、狭いです。
不均一な壁面(ゴリゴリ)が続く様子にゾクリ・・・!
進行方向にライトが向いているので振り返ると眩しい・・・!
光に照らされてゴツゴツとした壁面が見えるとき、
掘削の過酷さを感じます。
道はまっすぐではなく多少うねうねしている。
所々で枝分かれした小さな穴が。
奥に行くほど狭くなっているようだ。
入り口が見えなくなるほど奥へ行くと補強柱も登場。
先が見えないのはまるで探検気分。
しかし、探検気分は鍾乳洞などで味わうとして、ここでは銀山での人間の技を見て触って感じたい。
間歩は立派な人工洞窟です。
狭くて暗い通路がまだ続く。
どこまでも続いていたら楽しいと思いながら進む。
明りがなかったらさぞかし怖いだろうなぁ。
少し明るくなってくると、間もなく間歩は終了。
出口まではまだほど遠いですが。
無機質な上り坂の新抗。
上りだからか、真っ直ぐだからか、かなり長く見えます。
丁寧に手すり付き。
後半が無機質になるのは岡山の井倉洞に似ている!
地下空間好きには2タイプの道が楽しめるので良いかもしれない^^
疲れた人のためか、折りたたみ椅子がいくつか設置されている。
ちょっとしたこころ配りですね。
坂を上り終えると出口まで
銀山関係の絵巻の解説が。
出口は別の所はじき出される。
まだ結構な雨が降っていたので少々雨宿り。
出口付近は中の冷たい空気と外の暖かい空気とが混ざり合って不思議な感じ。
もと来た道に戻るにはずいぶん坂を下ります。
周辺の岩肌にはいくつもの間歩が口を開けています。
中からは涼しい空気が・・