兵庫県の垂水と淡路島を結ぶ明石海峡大橋は全長3911mという世界最大の吊橋です。
完成は1998年。
兵庫側の橋下には舞子公園として整備されており、橋を眺めるのに最適です。
実際に橋に上ることのできる「舞子海上プロムナード」は小規模ですが、海上を歩きながら眺望を楽しむことができる施設です。
明石海峡大橋の真下に入り口があります。
入館料は高校生平日250円とリーズナブル。
アンカレイジと言う巨大な塊の中に立派なエントランスとエレベーターがあり、8階まで上昇。
ここから遊歩道が続いています。
自動ドアの先は海抜47mの世界で、強い風が歩道を吹き抜けます。
遊歩道は金網が厳重に取り付けられ開放的とは言い難いですが、観光専用の通路があるのはおもしろいです。
以前、横浜ベイブリッジにも有料の遊歩道がありましたが閉鎖されてしまいました。
上方に自動車道路が走り、遊歩道のある空間には支柱や作業用の回廊が入り組んでいます。
遊歩道は2方向に分かれ、神戸方面と姫路方面の両方を眺める事ができます。
神戸側の景色。
西日で橋の影がくっきりと見えます。
下に見えるのが舞子公園で、まだ海上ではないです。
遊歩道の途中には室内の展望ラウンジがあります。
展望を存分に楽しめる大きな窓や、意外と広々した室内が素敵。
風も自動車の走行音もしないので落ち着きます。
明石側にはレストランもあります。
ここからが本番、海上プロムナード。
順路は左方向に進んで右から戻ってくるロの字型一周ルート。
先程の遊歩道よりも凝った造りをしていて、ガラス張りの床に橋のように架かった丸木があります。
「海上47mの丸木橋」というそうです。
真下は青い海。
高所恐怖症の方には厳しい。
しかし恐怖症の人はここまで辿り着かないでしょうから、これを楽しむのは高いところが好きな人でしょうね。
タワーなどにこのようなガラス張りの床が付いていることはよくありますが、
海上という立地を生かして、橋を架けたようにするという発想がおもしろいです。
遊歩道の折り返し地点にあるのが展望広場。
広くなった空間にベンチが設置してあります。
展望広場の先に見えるのは延々と続く管理用通路。
海峡の先にある淡路島まで繋がっています。
明石側の通路からは夕日が眺めることが可能です。
神戸方面とは異なり、遠く山稜を望みます。
なんとも絵になる風景。
瀬戸内の海の穏やかさを感じます。
明石海峡大橋を気軽に堪能できる海上プロムナードは
高いところが好きな方や、ゆっくりと海を眺めたい方にはお勧め。
しかし明石海峡大橋にはこれで満足のいかない方たちのためにもっとすごいプログラムがあります。
その名も「ブリッジワールド」
プロムナードの先、作業用通路を歩いて主塔へ登るツアーです。
体験してきましたのでよかったらご覧ください。
http://blog.goo.ne.jp/fujizero3/e/609b8a77ff2c8b04893c5e962b1b3860