京都という街はきっと何回行っても飽きない所だと思うのですけれども、
今回は雨上がりという素敵な状況で訪れることができました。
阪急河原町駅から雨やみを待って
鴨川を渡り八坂神社に至ります。
八坂神社の朱色の門は丁字路に立ち
なんとも存在感があります。
今回の目的地は高台寺。
八坂・祇園・清水あたりは見どころ盛りだくさんで
まだ訪れていない寺社もたくさんあります。
八坂神社を抜けてトンネルのような細い小路に入ると石塀小路です。
石塀小路はとてもお気に入り^^
うねうねと迷路のような所や街灯、塀なども見ながら探検できます。
雨上がりとあって、しっとりとした石畳がなんとも風流。
街灯も点きはじめています。
そこから大通り“ねねの道”に出るとすぐに高台寺。
ここから石段を登って行く。
名前の通り高い台地にある。
高台寺は豊臣秀吉の夫人・ねねが
出家し秀吉を弔うために造ったのだと言います。
しっかり管理されていて
綺麗なお寺。
各建物ごとにお寺の人が親切に説明してくださいます。
この時“百鬼夜行展”が開催されていたので訪れたのですが
畳の上で見る妖怪・幽霊画もいいものですね。
円山応挙筆と言われているものから
見たこともない竹の妖怪が描かれた絵巻物などとても興味深かったです。
残念ながらそれらは撮影禁止でした。
庭園、そして奥には重要文化財の観月台がある。
池の上の観月台から月を見るなんてなんて素敵なんでしょう。
開山堂と呼ばれる建物から観月台の廊下が見えます。
しなやかで重苦しさを感じさせません。
開山堂を挟んで両側に池があります。
階段を登った先にあるのは霊屋。
ねねこと北政所が眠っている場所で
豪華かつ落ち着いた雰囲気で内部は芸術としても歴史的価値は高いと感じます。
開山堂と霊屋を結ぶ臥龍廊は階段になっていて
その屋根はまるで龍のようです。
数段のみ歩くことができます^^
その他に高台寺は春の桜・夏・秋の紅葉の時期に
夜間ライトアップを行っているそうで、ぜひ桜の時期に行ってみたいものです^^
高台寺からねねの道を挟んで反対側には高台寺の仲間の圓徳院や掌美術館もあり、
迷路のような空間を進むと石部小路に出ることができます。
こちらを“ねねの小径”と呼ぶそうです。
京阪電車の祇園四条駅に行く前にちょっと寄り道。
二年坂を通って清水坂に行こうと思うも気が変わって八坂の塔方面へ。
雨上がりのせいか人の通りもまばら。
1時間も経つとすっかり雨の降った面影はないです。
とても絵になる八坂の塔。
歩く時の目印にもなりそうですね^^
塔に見送られながら駅を目指します。
また来ます。