安い税金と小さな政府を切望するふきあえずのブログ

安全で暮らしやすい日本をつくりたい
そんな想いを綴っていくブログにしたいと思います

三橋さんの言っていることの半分は「トランポノミクス」です

2022-06-20 21:34:35 | 政治
さすがの専門知識と目の付け所の鋭さは、常人にはない卓越した才能をお持ちですね
私が本能的に感じていたことを、本当に上手く、分かりやすく説明しています
それだけに、「惜しい人」でもあるんですよね、三橋さんは


三橋さんの場合、「何が問題なのか?」を読み解く目が、常人をはるかに凌駕していますね
三橋さんの洞察力・分析力の高さは、ピカイチだと思います
ただ、アメリカのトランプ大統領は、三橋さんのさらに上を行く存在であることは確かです
ここでトランプ大統領と比べるのは変かもしれませんが、三橋さんの問題点を指摘するために、あえて比較してみます

もちろん、トランプ大統領は三橋さんのように経済知識が豊富なわけではありません
でも、三橋さんがトランプさんに及ばないのは、実行力を別とすれば「認識力・未来を見通す力」ですね
その政策を採用した場合、後世にどのような影響が出るか?国がどうなっていくか?
それを将来にわたって見通す認識力には大きな差があると思います

私は、三橋さんには是非トランポノミクスを勉強していただきたいと思うのですが
まあ、小さな政府を頭から否定している今の状況では、難しいかもしれませんね
彼はケインズ経済学、つまり「大きな政府」にのめり込みすぎています
そういえば、三橋さんの口から「トランプ大統領の政策」という言葉を聞いたことはありません
「バイデン氏の。。。」はありますけど(笑)バイデン氏もバラマキ大好きですから、相性がいいんでしょうね

トランプ大統領のアメリカファースト政策は、三橋さんが言っているような、企業を自国に呼び戻すことを随分やったのですが
「企業をアメリカに戻すために補助金を出す」なんて政策を採っているわけではありません、トランプ大統領はそれをしません
補助金を出す。。。それは「大きな政府」の考え方ですからね

また三橋さんは「一時的に給付金を配るべき」と言っていますが、これは三橋さんの考えているようにはならないでしょうね
例えば、山本太郎氏は「国民がコロナで働けないんだから、国が給付金を出すべき」ということをよく言っていますが
これを言い始めた場合、コロナを言い訳にして、給付金を継続要求する国民がたくさん現れるんですよ
「国はコロナの中で働けというのか?日本人がコロナで死んでもいいのか?」と、言い始めるわけです
彼らにとっては、コロナで経済活動が止まる方が給付金が貰えて都合が良いので、できるだけコロナ感染が継続してほしいわけです
東京都の小池知事が「コロナ感染者にはお見舞金を出します」と言ったら、検査に行く人が急増した。。。そんなもんです

諸外国では、コロナでロックダウンしても政府が補填しないものだから、「働かせろ」と、デモをする人がたくさんいます
方やアメリカでは、バイデンの給付金が手厚いので、働くのが嫌になって、給付金を貰い続けている人が就職活動を放棄しています
三橋さんが言うようにね、ほどほどでやめたら問題がない、なんてこと、簡単にはできないと思った方がいいんですよ、ええ
MMTは基本的にバラマキ大好きな左翼政党と相性がいいという事を、よく考えるべきですね
彼らは、色々と補助金、給付金を出したがるんです。。。三橋さんの考えているようになんか、なりはしないと思いますよ
それで、最終的には、企業や高所得者に大幅増税、ということになります
日本からは、ますますお金が逃げていくことになるでしょうね

昨日、及川さんの動画への書き込みの中に、MMTについての書き込みがあり
「年金は全然心配なく給付できますよ」というものがありました。。。こういう勘違いをする人が出てくるんですよ
年金を未来永劫、通貨発行で賄うという考え方は、これはMMTでベーシックインカムを継続するのとまったく一緒なのです
これは絶対に無理であることは明らかです。。。MMTを押し広めると、理解の浅い人がこういうことを言い始めます
MMTを中途半端に勉強した人が、「税金は国の財源ではない」、と盛んに主張しますが
事実上、財政と税金は関係ない、ということを広めたところで、それは「無責任な国民」「国に対して責任を持たない国民」
こういう人をたくさん輩出していくことになるんですよ、それで本当にいいんですか?
そのモラルの欠けた国民をたくさん輩出して、個人主義を広げて、国が良くなるかどうかをよく考えましょう

三橋さんは以前、ヨラム・ハゾニーの「ナショナリズムの美徳」という本を絶賛していました
この本は反グローバリズムの思想で貫かれており、私もこの本は名著だと思いますが、この本にも書かれているじゃないですか
国民国家の国民は、自分と国を同一視して、国の行く末を自分の未来と同じように心配し、国を良くしたいと思って努力する
それが健全なナショナリズムなんだ、と書いていますよね?
健全なナショナリズムとは、個人主義とは対極にあるものなんですよ
国家から守られ、国家から恩恵を受けている身であるから、国家のために税金を払い、国家への義務を果たす
国民国家の国民は、そういうモラルがあるべきです

逆に、個人主義を広げていくことは、三橋さんが嫌うグローバリズムの流れなんですよ、ジョージ・ソロスの思想と同じなのです
三橋さんはグローバリズムを批判しながら、日本人がグローバリズムと同じ個人主義の民族になることを選ぶのでしょうか?
思想的には矛盾しているように思いますよ

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