今の日本政府を見ていると、本当のインフレとコスト・プッシュ型インフレの区別がついていない印象を受ける。つまり、価格が上昇すればなんでもOKという考え方だ。消費税を上げることでレジの切り替えなどのコストがかかる。これはコストプッシュ型だ。つまり、本来なら必要のないコストを企業が負担することで結果的に原価が上昇する。労働時間短縮と最低賃金の上昇も同じ、コストの上昇分を誰が負担するのかの問題になる。本来なら効率化すべきところを政府の施策で非効率にする。これが本来の経済対策なのか疑問である。緩やかなインフレとは景気の上昇とともに購入が増え、結果として価格が上昇することを言う。まさか消費増税によって価格が上がった、と、喜んでいる政治家はいないのか?怪しいものである。
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