前回の日記の続きになります
前回の日記を読まれていない方は、内容が分からないと思いますので、どうか前回の日記からお読みください
最初に、ロシア憎しで固まっている保守系の皆様はあまり認識していないようですが
実は、ロシアという国は豊かな食料と豊富な資源を持つ、アメリカを除き、世界でほぼ唯一自給自足が可能な国家でもあります
ですから、アメリカが制裁でドルの使用を停止させたとしても生きていけるし、残念ながら国は存続できるのです
ですから、中国や北朝鮮などとは根本的に事情が違います
その点をぜひ最初に押さえておいてください、そのうえで、前回の続きに入ります
実は、ウクライナ問題で世界がロシアに制裁を加えている裏では、中東や南米の国がロシアと接近しています
まず、前回の日記で問題になっていたサウジアラビアです
サウジアラビアは今、中国との取引に、これまでの慣例であるドル建て決済を一部変更し
人民元を支払いに使用することを具体的に検討している、という話は以前書きましたが、話はそれだけではありません
サウジは今、ロシア制裁の裏でプーチン大統領とも会談を行っています
サウジだけでなくUAE(アラブ首長国連邦)もそうです
OPECの加盟国であるUAEもバイデンとの会談を断った後、プーチンと会談しています
もともと、中東の石油輸出国で作るOPECはロシアも入れてOPEC+1という構想は以前から持っていたのですが
それがいま、アメリカへの不信感を募らせたサウジとロシアが急速に距離を縮めつつあり、具体化し始めています
つまり、このまま石油輸出国機構OPEC+1の体制が舞台裏で整ってきた場合には
サウジを筆頭とするOPECとロシアが、石油の産出量と価格を話合いで決めることができることになります
それに伴って変化してくる可能性があるのは、決済通貨です
サウジはドル建ての決済を一部変更を考えていますし、ロシアは元々制裁を受けていてドル決済ができません
そこに絡んでくるのが中国です
サウジの石油の一番のお得意様は中国です
ですから、このままサウジとアメリカの不仲が続けば、サウジと中国の人民元決済が実現してしまう可能性があります
そして、ルーブルと人民元での決済で、ロシアと中国の貿易もできるようになります
なぜサウジがその方向に進む可能性があるのか?それは前回の日記で書いたイエメンの防衛問題が少し絡んでいます
イエメン政府と反政府組織フーシの内戦で、イエメンとサウジはフーシの攻撃にさらされて困っています
その困っているイエメンとサウジに助け舟を出しそうなのが、ロシアなのです
実はロシアの対空迎撃ミサイルシステムの性能は、非常に優れているという評価があります
「政権が交代するたびに対応がガラッと変わってしまう不安定なアメリカよりも、独裁的に政府が安定しているロシアの防衛システムを導入したい」
イエメンやサウジがそう考えていたとしても、なんら不思議はありません
サウジとロシアの会談では、そのことについても語られた可能性があります
華やかなアメリカの制裁外交の裏で、アメリカの横暴さに不信感を募らせた各国が、アメリカ離れを起こしつつあります
アメリカのリーダーシップの凋落、それはバイデン政権の、信用ならない二枚舌外交に原因があります
このままでは本当に石油取引におけるドルの絶対優位性がゆらぎ、ドルの信用がどんどん落ち始めることになるかもしれません
アメリカドルが凋落し、基軸通貨から落ちていく日は、案外近いのかもしれません
もう一つ気になることがあります、それがイスラエルの動きです
イスラエルの最大の敵国は間違いなくイランであるのですが、バイデン大統領は、トランプ大統領のイスラエル重視の外交を中止し
オバマ時代のイラン核合意に戻し、ゆるゆるのバーター条件に戻してしまいました
元々イランには北朝鮮から核技術が持ち込まれており、アメリカの今回のイランへのすり寄りは、
必ずイラン核開発の再開を招くことになると思います
アメリカはこれまでのような石油をコントロールするすべを失いつつあるので、イランに足元を見られることになるのではないでしょうか?
そのことについて、最大の危機感を持っているのはイスラエルです
イスラエルはイランが核兵器を所有する前に先制攻撃を仕掛けることは明白で、そうなれば、さらに大混乱を招くことになります
さらに考えられることは、中南米の国々の、反アメリカの加速です
あまり知られていませんが、もともと中南米は反アメリカの国が多く、このアメリカ離れの動きに乗じて、どのような動きがあるかは分かりません
世界は今、このように混沌としてまいりました
時代は今、大きく変わりつつあります
アメリカはロシアを包囲したつもりでいるでしょうが、実は政権のでたらめさが世界を混乱させることになっています
日本はアメリカに頼らざるを得ない情けない庇護国であり、このままで手を打たなければ、アメリカとともに沈む可能性があります
日本はどうすればいいのでしょうか?それは自らの足で立つことです
自立した武士の国にならなければ、この難局を乗り切ることはできないでしょう
アメリカに追随して、ロシア制裁をしていれば国は安泰。。。なんてことはあり得ない、そう私は思います
前回の日記を読まれていない方は、内容が分からないと思いますので、どうか前回の日記からお読みください
最初に、ロシア憎しで固まっている保守系の皆様はあまり認識していないようですが
実は、ロシアという国は豊かな食料と豊富な資源を持つ、アメリカを除き、世界でほぼ唯一自給自足が可能な国家でもあります
ですから、アメリカが制裁でドルの使用を停止させたとしても生きていけるし、残念ながら国は存続できるのです
ですから、中国や北朝鮮などとは根本的に事情が違います
その点をぜひ最初に押さえておいてください、そのうえで、前回の続きに入ります
実は、ウクライナ問題で世界がロシアに制裁を加えている裏では、中東や南米の国がロシアと接近しています
まず、前回の日記で問題になっていたサウジアラビアです
サウジアラビアは今、中国との取引に、これまでの慣例であるドル建て決済を一部変更し
人民元を支払いに使用することを具体的に検討している、という話は以前書きましたが、話はそれだけではありません
サウジは今、ロシア制裁の裏でプーチン大統領とも会談を行っています
サウジだけでなくUAE(アラブ首長国連邦)もそうです
OPECの加盟国であるUAEもバイデンとの会談を断った後、プーチンと会談しています
もともと、中東の石油輸出国で作るOPECはロシアも入れてOPEC+1という構想は以前から持っていたのですが
それがいま、アメリカへの不信感を募らせたサウジとロシアが急速に距離を縮めつつあり、具体化し始めています
つまり、このまま石油輸出国機構OPEC+1の体制が舞台裏で整ってきた場合には
サウジを筆頭とするOPECとロシアが、石油の産出量と価格を話合いで決めることができることになります
それに伴って変化してくる可能性があるのは、決済通貨です
サウジはドル建ての決済を一部変更を考えていますし、ロシアは元々制裁を受けていてドル決済ができません
そこに絡んでくるのが中国です
サウジの石油の一番のお得意様は中国です
ですから、このままサウジとアメリカの不仲が続けば、サウジと中国の人民元決済が実現してしまう可能性があります
そして、ルーブルと人民元での決済で、ロシアと中国の貿易もできるようになります
なぜサウジがその方向に進む可能性があるのか?それは前回の日記で書いたイエメンの防衛問題が少し絡んでいます
イエメン政府と反政府組織フーシの内戦で、イエメンとサウジはフーシの攻撃にさらされて困っています
その困っているイエメンとサウジに助け舟を出しそうなのが、ロシアなのです
実はロシアの対空迎撃ミサイルシステムの性能は、非常に優れているという評価があります
「政権が交代するたびに対応がガラッと変わってしまう不安定なアメリカよりも、独裁的に政府が安定しているロシアの防衛システムを導入したい」
イエメンやサウジがそう考えていたとしても、なんら不思議はありません
サウジとロシアの会談では、そのことについても語られた可能性があります
華やかなアメリカの制裁外交の裏で、アメリカの横暴さに不信感を募らせた各国が、アメリカ離れを起こしつつあります
アメリカのリーダーシップの凋落、それはバイデン政権の、信用ならない二枚舌外交に原因があります
このままでは本当に石油取引におけるドルの絶対優位性がゆらぎ、ドルの信用がどんどん落ち始めることになるかもしれません
アメリカドルが凋落し、基軸通貨から落ちていく日は、案外近いのかもしれません
もう一つ気になることがあります、それがイスラエルの動きです
イスラエルの最大の敵国は間違いなくイランであるのですが、バイデン大統領は、トランプ大統領のイスラエル重視の外交を中止し
オバマ時代のイラン核合意に戻し、ゆるゆるのバーター条件に戻してしまいました
元々イランには北朝鮮から核技術が持ち込まれており、アメリカの今回のイランへのすり寄りは、
必ずイラン核開発の再開を招くことになると思います
アメリカはこれまでのような石油をコントロールするすべを失いつつあるので、イランに足元を見られることになるのではないでしょうか?
そのことについて、最大の危機感を持っているのはイスラエルです
イスラエルはイランが核兵器を所有する前に先制攻撃を仕掛けることは明白で、そうなれば、さらに大混乱を招くことになります
さらに考えられることは、中南米の国々の、反アメリカの加速です
あまり知られていませんが、もともと中南米は反アメリカの国が多く、このアメリカ離れの動きに乗じて、どのような動きがあるかは分かりません
世界は今、このように混沌としてまいりました
時代は今、大きく変わりつつあります
アメリカはロシアを包囲したつもりでいるでしょうが、実は政権のでたらめさが世界を混乱させることになっています
日本はアメリカに頼らざるを得ない情けない庇護国であり、このままで手を打たなければ、アメリカとともに沈む可能性があります
日本はどうすればいいのでしょうか?それは自らの足で立つことです
自立した武士の国にならなければ、この難局を乗り切ることはできないでしょう
アメリカに追随して、ロシア制裁をしていれば国は安泰。。。なんてことはあり得ない、そう私は思います
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