安い税金と小さな政府を切望するふきあえずのブログ

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齋藤元彦知事問題の根本には「大きな政府」の問題点がある

2024-11-19 22:50:25 | 政治

もぎせかチャンネルの茂木先生の動画をまずご紹介します

すごく分かりやすい動画でした

 

特に注目して見ていただきたいのが、0:40秒ぐらいから始まる、歴代兵庫県知事がどのように選ばれてきたのか?についての紹介箇所です

私は知らなかったのですが、兵庫県知事って、ほとんど歴代の副知事が知事に昇格しているんですね、選挙なのにね

特に注目すべきなのが、2001年から2021年まで知事を務めた井戸敏三さんです

この井戸元知事の時代、知事は様々な政党と上手く癒着して要望を取り入れてきたようですが

そのおかげで兵庫県は深刻な財政難に陥っています

県政というのは、国と違って財源は有限であって無限ではないんですね

今日私が言いたいこと、つまり「大きな政府の弊害」とは、この動画の中で茂木氏が説明しているように

行政が、様々なことにお金を使うたびに利権が生まれ、そこで「中抜き」をする人が沢山出てくるということ

これが大きな政府の最大の弊害の一つなんですね

 

アメリカのデモクラシーの著者であり、古典派の政治思想家トクヴィルは「大きな政府」についてこう述べています

「中央権力というものは、どんなに開明的で賢明に思われようとも、それだけで大きな国の人民の生活をあらゆる細部まで配慮しうるものではない(中略)それが長じているのは何かを妨げることであって、何かをなすことではない。社会を深部から揺るがし、急激な動きをこれに与えねばならぬときには、集権制はなんの力にもならない」

行政の長や議員は、「国民のために」としながら、様々なお節介をするのが仕事、と思われていますが

ある程度の規模の国や自治体になると、その多くの仕事が「無駄」になる、というわけです

たとえば、政府の少子化対策なども、「異次元」などと言いながら、なんの成果もあげていないことは言うまでもないでしょう

トクヴィルによると、中央権力が得意とするものは、「何かを創り出す」ことではなくて「何かを禁止させること」であるわけです

だから、犯罪を抑止する警察機能や、国を他国の侵略から守るための国防機能などが、「何かを抑制する仕事」にあたるわけです

 

余談ですが、先日ある人から聞いて驚いたんですが、一つの具体例として

介護保険適用の介護施設においては、例えば「おむつ」などを利用者に提供する場合、利益を取ってはいけないと定められているそうです

これなどもまさに、「利益をあげることを禁止」しているわけです(笑)

介護職の給料は、年々最低賃金を上げるように国は指導しているのに、コストばかりを増やして利益を出すことを禁止しているわけです

これなどもまさに、「何かを禁止することが得意」な一例でしょう

現場は四苦八苦しながらやっていますが、行政の縛りがきついために施設の修繕もままならない事業所が沢山あると聞いています

それ以外にもですね、国からは法定受託事務として、地方公共団体に様々な仕事が降ろされているわけですよ

そのたびに、事務手数料やその他もろもろの経費が無駄になっていくわけです

こういうの、兵庫県でも沢山あったんだと思いますよ

だから、イレギュラーの斎藤知事が登場して、今まで旨い汁を吸ってた人が、利権の旨い汁を吸えなくなって

齋藤知事に対しクーデターを起こした。。。茂木先生の見解はこう言うことですが、さもありなんですね

兵庫県レベルになると、外郭団体が様々にできていて、県職員幹部は退職後も天下りで潤っていたわけです

それができなくなって、不満を持った県民局長が、まあ「怪文書」ですね、これをマスコミに流した

ということでしょう。。。。こんなの、真偽不明の噂話なら怪文書ですよね

 

大きな政府はね、このように無駄が多くなり、様々な利権を作り出します

そしてその利権の元は何かというと、税金なんですね

この構図をよく知っていただきたいと思います

 

それではまた今度

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