映画感想(ネタバレもあったり)

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映画『BLUE/ブルー』キャラが全員愛おしい

2021-11-02 | 映画感想
BLUE/ブルー(2021年製作の映画)
監督 吉田恵輔
脚本 吉田恵輔
出演者 松山ケンイチ 木村文乃 柄本時生 東出昌大 守谷周徒 吉永アユリ 長瀬絹也 松浦慎一郎 松木大輔 竹原ピストル



昭和なスタートでしたが。。



男がケンカして怪我して
美少女が擦り傷に赤チン(的な消毒)塗って
男が「イテテテテッ!」
っていう昭和なスタートだったのでかな〜り心配しましたが
面白い!

すぐにハマって目が離せなくなりましたよ。
すごい。

瓜田、楢崎、小川のキャラが描かれていって関係性が徐々に変わっていって、
話が加速度的に面白くなっていく。

わぁ面白いずっと面白いなぁと思ってたら終わってしまった。
ずっと面白かった。


**


キャラを好きになる


瓜田がいないとこでみんなが瓜田の噂話してるだけで、泣けてきてしまう。。
瓜田を好きになっちゃうし、瓜田に自分を重ねる人は多いでしょう。

そこまでキャラクターが深く描かれているわけではないんだけど
それぞれのキャラをあたたかく映すカメラに沿って
観客も彼らを好きになって追いかけちゃう。


**


ボクシング映画に欠かせない松浦慎一郎さん


敵の比嘉選手を演じた松浦慎一郎さんがまた良いですね。

楢崎にジャブを打たれて、「ナイスジャブ!」と声をかけた瓜田を「あ?」ってな感じでイラッと睨むシーン。

こういうディテールが面白いです。

『百円の恋』のコーチ役でもふとした感情のディテールで目を引きましたし
『アルキメデスの大戦』での艦砲射撃隊員も印象的でした。



↑この写真は『百円の恋』。

**

ボクシング映画なので熱すぎてエネルギー浴びまくっちゃう映画かと思ってましたが、
キャラクターもストーリーも描きこみすぎない上品でライトな映画でした。

でも俳優さんたち全員の演技が深くて熱くて面白くて、
ボクシングシーンもちゃんとストーリーになっていたし、
めっちゃ面白かったです。

試合のシーンの劇伴がちょっと、、あの、、ダサかったのが、、ちょっと。。。


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